徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

ふるさと納税 北海道根室市

2016年08月23日 | 日記・エッセイ・コラム

ふるさと納税は年2回、厳しい住環境と過疎に苦しむ町を応援することにしている。
昨年は、北海道えりも町と青森県つがる市だった。
今年の1回目は根室市にした。

7月に、根室ゴルフクラブと納沙布岬に行った。
それが目的とはいえ、根室には土曜日の14時に到着し、翌朝の9時には離れている。
北海道は広すぎて、2日間の日程では1箇所に長く滞在することができず、根室を満喫することも叶わなかった。
名産のサンマや花咲ガニには少し季節が早すぎたし、名物のエスカロップも食べていない。
機会を見てもう一度行ってみたいが、とりあえず、ふるさと納税で物足りなさを埋めることにした。

記念品は、(有)ノサップ通商という会社の「花咲がに・北海しまえび・糠さんまセット」にした。
説明書きには、
「花咲がには、新物で自社専用のかに釜でボイル後急速冷凍をし、北海しまえびも新物を市場で仕入れ急速冷凍しています。糠さんまは漁師ならではの味付けで他には真似が出来ない絶品です。」
申し込んでから、約1か月後に商品が届いた。

ふるさと納税根室市
「北海しまえび」は初めて聞く名前だ。
タラバエビ科に分類されるエビの一種で、キロ単価がきわめて高い高級品だという。
鮮度が落ちやすいため、漁獲後ただちに塩茹でされる。
新鮮なものは茹でると縞模様を残したまま赤色に変わり、味は茹でるときの塩加減で大きく変わるらしい。
送られてきたものは赤い殻の上に白い縞模様が入っていた。
味も薄味でほどよいかんじだ。
いい仕事をしている。

「糠さんま」というのも聞いたことがない。
北海道などの漁師町で食されてきた、旬のさんまを長く楽しむための伝統的な保存食だという。
冷蔵庫で2時間かけて解凍した後、糠を洗い流しから丸焼きにする。
焼いてる時の脂はすごいが、焼きあがったものはそれほど脂っぽくない。
焼いている段階で流れ落ちてしまったかんじだ。
生と同じ焼き時間だと、すこし焼き過ぎるのかもしれない。
生よりも甘みがあり、骨まで柔らかくて食べやすく、身は冷凍サンマのようにパサパサしていない。
生活の知恵である。

花咲ガニはこれからだ。
記念品の中には、ロシア産の花咲ガニを出している業者もいて、少し複雑な気持ちになった。
(有)ノサップ通商の花咲ガニは正真正銘の根室産である。


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