「防災ちがさき」とは、茅ヶ崎市の防災無線放送である。
1日として放送が流れない日はない。
その内容は、行方不明者の捜索、光化学スモッグの発生、振り込めサギの警戒、といったことばかりだ。
正直、うるさいと感じることが多い。
8月14日(金)の午後の放送はいつもと違っていた。
「こちらは、防災ちがさきです。
本日、茅ヶ崎海岸沖でシュモクザメが目撃されました。
明日、明後日は、茅ヶ崎海岸はすべて遊泳禁止となりますので、海には入らないようにしてください。」
太平洋側の各地では今月に入ってサメが見つかり、遊泳禁止が相次いでいる。
とうとう茅ケ崎にも出現したらしい。
茅ヶ崎市によると、14日正午頃、えぼし岩周辺で、航行中の漁船が体長約1.5mのシュモクザメを確認したという。
すぐ近くじゃないか。
これを受けて、サザンビーチはただちに遊泳禁止。
そして、15、16両日も遊泳禁止にした。
15日の昼ごろ、サザンビーチに行って見た。
さすがに人が少ない。
サメが怖いのか、消防署の監視のせいか、泳いでいる人はいなかった。
一番の稼ぎ時だというのに、海の家がとても気の毒に思えた。
クラゲより先にサメが来るなんて、誰が想像しただろう。
日差しが先週までとは明らかに違う。
日も短くなった。
暑かった夏ももう終わりだ。
秋は足早にやってくる。
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