来福飯店は、茅ケ崎エメロードのはずれにあった小さな中華料理店。
安くて美味い良い店だったが、いつも空いていた。
それが、東北大震災の少し前、2011年2月頃から店を閉めたままの状態になった。
何の案内もなく、まるで夜逃げでもしたかのような店の閉め方だった。
2年後の2013年2月、突然店が再開した。
名前は「陶菜」に変わった。
店の中の様子も、メニューもあまり変わらなかったが、不味くなった。
結局、わずか3ケ月で再び閉店した。
二度目の再開は2013年7月。
名前は「百味亭」になった。
一度様子を見に行かなければと思っているうちに閉店してしまった。
2ヵ月しかもたなかった。
Googleマップは、今も「来福飯店」のままだ。
マップを更新する前に、閉店してしまうからだろう。
閉店した店と同じようなことをやっていても成功するわけがない。
名物料理とか、デカ盛りとか、差別化メニューが必要だ。
それなのに、何の工夫も無く、先月三度目の再開をした。
名前は「十年」になった。
閉店する前に行ってみた。
店の中は少し変えたが、大して変わっていない。
料理は不味くはないが、美味くもない。
料金設定は若干安めだが、料理人が一人しかいないため、出てくるのが遅い。
今回も、Googleマップの更新は難しそうだ。
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