今年の全英オープンは、参議院選挙の裏番組になってしまった。
CSの放送は、現地の映像をそのまま使っているので、優勝争いに絡んでいない松山英樹はまったく映らない。いつもなら、タイガーが映っていれば十分面白いのに、今年はなんだか物足りない。
やはり、松山が見たい。
深夜12時になって、松山中心の地上波の放送が始まった。
いいショットがいい結果にならない、アンフェアなコースだ。
どんな不運にも耐えるタフな精神力と、どんな状況にも対応できる高い技術と豊かな知力がないと上位にこれない。松山は本当によく耐え、よく対応した。
17番、18番でバーディが取れていれば優勝争いにも加われたはずだが、結果は6位だった。
それでも、21歳とは思えない堂々たるプレーぶりだった。
これまで、日本人のメジャー優勝を期待させるような場面は3度あった。
1980年の全米オープンの青木、1989年の全英オープンの中島と全米オープンの尾崎。
それ以外は結果的に上位に来ただけ、ただの善戦だ。
松山には、いつかメジャーで優勝争いを演じてくれる期待がもてる。
本当に稀に見る大器である。 お気に入り名盤! デューク・ピアソン:Profile