「名古屋めし」が嫌いだ。
味噌かつ、味噌煮込うどん、どて煮、あんかけスパ、天むす・・・
口にあわないだけでなく、見た目も悪い。
恐ろしく醜かいな食文化である。
こう言うと名古屋出身の友人はむきになって反論してくるが、嫌いなものはしかたがない。
最初に食べた「名古屋めし」は、父親の出張土産のういろう。
味のうすい羊羹のようで、気持ち悪かった。
寿がきやラーメンも一時販売されたが、不評で、すぐに店頭から消えた。
そして、オリエンタルカレー。
南利明の「ハヤシもあるでよ」のテレビCMは一世を風靡した。
しかし、我が家はグリコワンタッチカレーだったので、食卓にあがることはなかった。
最近、トランス脂肪酸の話を聞いた。
一定量を摂取すると、悪玉コレステロールを増やして善玉コレステロールを減らすので、心臓病のリスクを高めるといわれ、2003年以降、トランス脂肪酸を含む製品の使用を規制する国が増えているという。代表的な食品がマーガリン、固形のカレールーを固めている硬化油にもトランス脂肪酸が含まれている。
オリエンタルカレーはこれを嫌って、粉末で提供しているのだという。
近くのスーパーで買ってみた。
普通に美味かったが、ひと味足りない感じもした。
やはり名古屋の味である。
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