8時になると同時に、NHKは自公の勝利を報道した。
予想通りの結果だ。
無党派層が棄権し、組織票の数の多さを競っただけの選挙だ。投票率は過去3番目に低い52.6%、とても先進国の政治レベルではない。こんな茶番を全てのテレビ局が特番を組んでダラダラと深夜まで放送している。
あまりの馬鹿馬鹿しさに、早々に、CSの全英オープンにチャンネルを切り替えた。
昨年末の衆議員選挙では、民主党は候補者も立てられず、結果は河野太郎の圧勝だった。
結果が見えているせいか、選挙カーもやってこない。選挙が行われていることが信じられないような静けさだった。
今回も同じだ。
違うのは、民主党の候補者がいたことと、共産党の選挙カーを見かけたことぐらいだ。
ともかくこれで、ねじれが解消し、政府は国際公約の財政再建、経済再生、構造改革を加速させなければならなくなった。
消費税増税は既定路線だ。これで景気が悪化すれば財政出動、それで財政が悪化すれば社会保障費削減。結局、霞が関は一滴の血も流さず、泣くのは貧しい国民ばかりだ。おまけに、憲法改正など国民が望んでもいないようなことも織り込んできた。
野党がふがいないせいで、暴走に歯止めがかからなくなった。
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