読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

ドバイ@建設中 森絵都 オール読物11月号

2007-11-12 21:25:28 | 読んだ
石油会社の御曹司43歳を「仕留めた」私(主人公)が、結婚を前に「一緒に旅をすれば本性がわかる」という御曹司の両親の勧めで、なんと「ドバイ」に婚前旅行に出かける話である。

ドバイは暑く(プールで泳いでいても暑い)、ショッピングセンター以外見るべきものはなく、多くの建築中の建物が多くある。
そんななか二人はただなんとなく過ごしている。

そんな中二つの事件が起きる。
一つは御曹司が隠していた(女は知っていたが)カツラをとりプールで泳ぎだす。
その後、御曹司は開放感に満ちあふれ、生き生きとして過ごすようになる。

ある日御曹司は、プールから上がって輪切りのキュウリを食べてしまう。
そのキュウリはほてった肌をクールダウンさせるためのもので食べるものではなかった。
そのとき、主人公の私はキレテてしまう。
そして、今まで抜け目なく振舞って御曹司を仕留めたのに台無しになってしまう。

さて、その後二人はどうなるのか、そして第二の事件とは・・・

近頃の小説に登場する女性は悪女が多いような気がする。
その悪女も、なんといおうか心理的悪女なのである。

今回の主人公の私もそういうタイプなのであるが、どことなく抜けているような、そんなタイプである。

第二の事件と御曹司の態度がナカナカで、実は・・・というところが、面白かった。

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