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読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

「医」とは

2005-03-20 00:23:37 | 日々雑感
医、というものを考える機会があった。

人の体は、体だけでなく心とつながっている、と思う。
それから心と体は一つとして同じものはない、と思う。
病とは「同じような症状」ではあるがそれぞれ違うと思うのだ。

ところが「医者」は「同じような症状」に気をとられすぎて、「病名」をつけることに力を注ぎ、次いで「完全に治す」ことを考える。

「病」というというのは「症状」がおさまればそれでいいと医(=病院)は考えていると思う。
切ったり、張ったり、注射したり、薬を与えたり、医(=病院)は「手当」するところだと考えてると思う。
だから「手当」が必要のない人に対して医(=病院)は冷たい。

しかし、そうではないと思う。

世の中の人は全て病んでいる。
その症状によっては治すことができるかもしれないが、そのほとんどは治すことはできないだろう。
でも、なにか相談をしたいことがあればいらっしゃい、いつでも診察しましょう。

というのが「医」(=病院)ではないだろうか。

医というのは、病(=明らかに症状がある)の人だけを受付けるところではないと思うのだ。
この辺は難しいところだと思うのだが、人々が気軽に訪れることができる施設になれば「生きる」ということに対しての人々の考え方も変わるのではないだろうか。

つまり、医、というのは肉体的なことだけでなく哲学的、倫理的なものであって「生きる」ということを考える「学問」であり、生きることに伴う苦痛を和らげる「術」を施すことのできる唯一のものなのではないかと思う。

そういう考えで今の病院を見ると、ガッカリする。

追伸
 本日(19日)は「モーニング」と「週刊朝日」を読んでいました。
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