週刊朝日に連載されていた「ブルー・ゴールド」が今週号で最終回を迎えた。
ブルー・ゴールド、という題名とその出だしから、「水」に関わる物語であると思い、非常に興味深くそして楽しみに毎号読み続けていたのである。
しかし、どうも途中から「水」の話ではなくなり、水をめぐる商社の争いごととなり、更には、個人的な復讐からの陰謀、といったようになり、いわば『何がなんだかわからない』状態になったのである。
もっと、日本の「水」にかかわる質的・量的な危機感、なんかが大きなスケールで描かれていくのかと思っていたので、最後のほうは「尻すぼみ」のように感じた。
登場人物が多すぎることも「難」なのだと思う。
多すぎる登場人物から、こちら側が受けたのは、いったい誰が犯人というか謎の黒幕なのか見当もつかない、ということであった。
そして、突然登場した人物が(つまりそれまで一場面も登場していない人物)黒幕だった、というのはいかがなものか。
更にラストでは、主人公を取り巻くいわゆる仲間たちが、なんだか青春ドラマの最後のような会話を交わすのである。
楽しみにしていただけに、なんとなくしっくりとこない終了であった。
それでも、次の真保裕一の小説は読んでみよう。
だから、読書はやめられない。
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しかし、どうも途中から「水」の話ではなくなり、水をめぐる商社の争いごととなり、更には、個人的な復讐からの陰謀、といったようになり、いわば『何がなんだかわからない』状態になったのである。
もっと、日本の「水」にかかわる質的・量的な危機感、なんかが大きなスケールで描かれていくのかと思っていたので、最後のほうは「尻すぼみ」のように感じた。
登場人物が多すぎることも「難」なのだと思う。
多すぎる登場人物から、こちら側が受けたのは、いったい誰が犯人というか謎の黒幕なのか見当もつかない、ということであった。
そして、突然登場した人物が(つまりそれまで一場面も登場していない人物)黒幕だった、というのはいかがなものか。
更にラストでは、主人公を取り巻くいわゆる仲間たちが、なんだか青春ドラマの最後のような会話を交わすのである。
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