読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

八日目の蝉 -NKKドラマ-

2010-05-04 23:14:31 | 観た、聴いた
毎週火曜日午後10時から放送されていた「八日目の蝉」が本日最終回であった。

原作は角田光代である。
実は彼女の作品は苦手である。
私は心の奥底を揺さぶるような、つまり感情的に揺さぶられるような作品は苦手である。
従って、そういう匂いのするものは出来る限り『見ない』『読まない』『聞かない』ことにしている。

では、何故このドラマを見たのか?

それは主演の『檀れい』が好きだからである。
ただそれだけの理由で6話を見ようと思ったのである。

内容は、思ったとおり、どうしようもないくらい私の感情を揺さぶるものであった。
こういうのはホント苦手である。
こういうものに揺さぶられたくないと思う。

主人公の希和子は不倫をして妊娠をする。
不倫相手は妻と別れて一緒になる、という言葉を信じて堕胎するものの、実は妻は妊娠しており、希和子は二度と子供を産めぬ体になる。

そうしてある日、彼女は不倫相手の家に忍び込み、子供を誘拐してしまう。
誘拐したのは、おろした子供をそこに見たからである。
それから、彼女はその子供を抱えて逃亡する。
しかし、二人の生活は続くはずがなく・・・
二人のその後はどうなっているのか?

実に重くつらい物語である。
私の趣味には合わないものである。

でも見続けたのは『檀れい』が主演だからである。

彼女を、例のビールのCM(サントリー金麦)しか見たことがない。
あの「笑顔」それだけで、好きになってしまったのである。

「何故、檀れいをこんなにいじめるの?」
「檀れいさん、そんなことをしてはいけないよ」
というような、主人公と主演女優の区別がつかなくなってしまうこと。

「僕の知っている檀れいさんはこんなことしない」
という、思い込み。(檀れいさんを全然知らないのに)

主人公と檀れいがあわない、主人公を主人公の人格として見られない、ただひたすらに「檀れい」という認識をしてしまう。

そんな現象をこのドラマを見ていると起こしてしまった。

つまり、あの「おしん」に出演した小林綾子をみて
「あなたも小さいときは苦労したわねえ」
というおばさんたちと同じようになってしまったのである。

というわけで、このドラマの衝撃よりも大きい衝撃を受けてしまったのである。

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