読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

のだめ カンタービレ #23 二ノ宮知子 講談社

2009-12-11 21:43:55 | 読んだ
とうとう「のだめカンタービレ」も終了。
『ついにグランド・フィナーレ!』だそうである。

この物語は、誰にでもわかるすごい才能を持つ千秋真一と、なんだかよくわからないがすごい才能を持っているらしい野田恵が主人公の物語である。

二人とも持っている才能とは「音楽」である。
千秋は指揮者として、その才能を順調に発揮し伸ばしていく。
一方『のだめ』(野田恵)は、ぐらつきながらその才能を発揮していく。
というクラシック音楽を題材とした縦糸の成長物語。

そして、千秋と『のだめ』の恋物語。

私としてはどちらかといえば二人がであって大学の中で動き回っていた頃がよかった。

二人が世界へ飛び出して、その成長が大きく伸び始め、そして千秋がのだめを意識し始めた頃からなんとなくトーンダウンであった。
(というか、登場人物たちにカタカナの名前が多く登場したからではないか、という声もある)

さて、通常物語の終わりはクレッシェンドで、というのが普通である。
盛り上がって盛り上がってクライマックス、そしてサヨナラ。

しかし、のだめはデクレッシェンドであった、と私は思う。
というか「そっちのほうにいってしまうの?」というカンジ。

マッ!それも悪くはなかったけれど。

なんとなく「続き」がありそうな感じのサヨナラでありました。

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