またしても「鯨統一郎」である。
近頃は、塩野七生、陳舜臣、鯨統一郎の3人の本を平行して読んでいる状態である。
さて本書「マグレと都市伝説」は鯨統一郎の新しいシリーズもの「間暮警部シリーズ」の第2弾なのである。
何故、第2弾から読み始めたか?
答えは、第1弾<「神田川」見立て殺人>が本屋さんになかったからなのである。
(20日に見つけて購入しました、ご安心ください)
本書は、7つのお話から成り立っているが、その構成はほとんど同じである。
1.殺人事件が発生
2.被害者に近い人物が、大川探偵事務所に犯人の特定を依頼
3.大川探偵事務所の従業員で、本書では「ぼく」として語語っている<小林君> ともう一人の従業員で小林君の彼女(らしい)中瀬ひかるが事件を捜査する。
4.捜査途中で「間暮警部」と「谷田貝美琴」が登場し「歌」をうたい、この殺人 事件は「○○の見立て殺人事件だ」といい、犯人を指摘する。
5.かなりいい加減な間暮の犯人指摘について、小林(ぼく)と中瀬ひかるは西新 宿のバー「JP」でフォアローゼスを飲みながら検討をする。
この時点で捜査途中で聞き込んだ「都市伝説」についても検討をする。
6.事件解決。
7.解決した事件について、小林君の兄・小林明と中瀬ひかるの3人で再度検討を すると、新たな事実が・・・
このパターンに従って書かれている。
つまりマニュアルに従って書いてあるといってもいいだろう。
で「○○の見立て」というのは
郷ひろみメドレー、太田裕美メドレーのように歌なのである。
そして、都市伝説。
本書は、殺人事件を推理するのではなく、著者の歌謡曲にかける思いが、いたるところで噴出しており、どちらかといえば「歌謡曲」のお話みたいである。
そういうわけで、本書の解説はあの<近田春夫>なのである。
歌謡曲好きの私にとっては懐かしく面白いお話であり、出てくる歌を大体歌えるというのが嬉しかった。
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近頃は、塩野七生、陳舜臣、鯨統一郎の3人の本を平行して読んでいる状態である。
さて本書「マグレと都市伝説」は鯨統一郎の新しいシリーズもの「間暮警部シリーズ」の第2弾なのである。
何故、第2弾から読み始めたか?
答えは、第1弾<「神田川」見立て殺人>が本屋さんになかったからなのである。
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本書は、7つのお話から成り立っているが、その構成はほとんど同じである。
1.殺人事件が発生
2.被害者に近い人物が、大川探偵事務所に犯人の特定を依頼
3.大川探偵事務所の従業員で、本書では「ぼく」として語語っている<小林君> ともう一人の従業員で小林君の彼女(らしい)中瀬ひかるが事件を捜査する。
4.捜査途中で「間暮警部」と「谷田貝美琴」が登場し「歌」をうたい、この殺人 事件は「○○の見立て殺人事件だ」といい、犯人を指摘する。
5.かなりいい加減な間暮の犯人指摘について、小林(ぼく)と中瀬ひかるは西新 宿のバー「JP」でフォアローゼスを飲みながら検討をする。
この時点で捜査途中で聞き込んだ「都市伝説」についても検討をする。
6.事件解決。
7.解決した事件について、小林君の兄・小林明と中瀬ひかるの3人で再度検討を すると、新たな事実が・・・
このパターンに従って書かれている。
つまりマニュアルに従って書いてあるといってもいいだろう。
で「○○の見立て」というのは
郷ひろみメドレー、太田裕美メドレーのように歌なのである。
そして、都市伝説。
本書は、殺人事件を推理するのではなく、著者の歌謡曲にかける思いが、いたるところで噴出しており、どちらかといえば「歌謡曲」のお話みたいである。
そういうわけで、本書の解説はあの<近田春夫>なのである。
歌謡曲好きの私にとっては懐かしく面白いお話であり、出てくる歌を大体歌えるというのが嬉しかった。
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