読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

拝啓、父上様<最終回>

2007-03-22 23:09:10 | 観た、聴いた
毎週木曜日の10時には必ず見ることにしていた。
本日最終回を迎えた。

大きなメッセージもなく、大きな事件も無く、淡々と板前見習いの青年の日常を描いたもので、面白いといえば面白く、つまらないと思えばつまらないかもしれない。

大上段に振りかぶって「どうだ!このヤロー」的なドラマは嫌いだし、素人探偵が謎解きをしているのも不自然であり、そういう意味では近年の倉本總のドラマは、こちらがあえて何も思わなければ、何も思わないようにはいってくる。

神楽坂、古き板前の世界、新しい社会環境、まあイロイロあるのだが、つまりは男と女、人と人が暮らしているんだねえ。

なんだかホンワカするドラマであった。
主人公役の二宮和也がいい雰囲気であったことが一番よかった。

大物俳優の競演で、もったいない、という気分もあったし、それぞれ場面を作ってやらなければならなかったのか、散漫になってしまったかな、という思いもあるが、それはそれ、というやつである。

「つづき」というやつを見てみたいという気分である。
コメント
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