読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

横浜鎮魂曲殺人旅情 高梨耕一郎 幻冬舎文庫

2005-12-09 23:28:18 | 読んだ
私がよく訪ねる、そしてブックマークをさせていただいている「モルツーの日々」で紹介されていた小説。

「新・旅情ミステリー」(書下ろし)であります。
「神尾一馬の事件簿」とありますがシリーズもので、しかも、今回4冊一挙に4社書き下ろしデビューだそうで、すごい企画ものです。この辺は「モルツーの日々」をご参照ください。

さて、この横浜鎮魂曲殺人旅情は、横浜を舞台にしています。
横浜では「旅情」にならないんじゃないの?
って私チョット思いましたが、でも、時代を経る、という旅があるのです。

主人公「神尾一馬」の魅力もありますが(ちょっとうらやましすぎる環境ではあるが)、今回は、もっと魅力的な登場人物がいます。
物語は現代と終戦直後という時代を行きつ戻りつして進みます。

第2章「洋介という少年」から第3章、第4章、最終章まで、息をつかさぬ展開で、一気に読んでしまいました。

推理小説なので、あまり書いてもなんなので、あとは読んでのお楽しみということにしておきます。

まあ一冊を読んで、それから次どうするか決めようか、と思っていましたが、あと3冊読んでみようと思っています。
コメント (4)
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