尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

日光旅行を簡単に

2013年09月10日 00時06分18秒 | 旅行(日光)
 しばらく旅行してなかったんだけど、ようやく日程が取れて、じゃあどこにするかなと思ったけど、やっぱり定番の日光に一泊。このブログに書いてるだけで、もう4回目。もう一つ日帰りの記事もあるので、ホントによく日光方面には行ってるのである。とは言うものの今回は一日目が大雨で、避暑地に行ったつもりが、「涼」を通り越して「寒」なのには参った、参った。

 だから一日目は写真もなし。早く行っても仕方ないので高速を使わず国道4号を行く。「アグリパークすぎと」と「道の駅しもつけ」でトイレ休憩。日光に昼過ぎについて鈴木食堂で昼食。ここでイタリアンを食べるのが長い間楽しみだったけど、値段もあるけどラーメンの方が美味しい気がしてきて、今回は麻婆豆腐ラーメン。イタリアンの店だけど、和食、中華もあって、湯葉も出すから最近はガイドブックによく出てる。美術館に行くがやってないので、ガソリンを入れて「いろは坂」へ。中禅寺金谷ホテル前の「ユーコン」というとても気持ちのいいカフェでお茶を飲んで、ひたすら湯元へ。「ユーコン」やその前にある「ボートハウス」も関東有数の気持ちいい場所なんだけど、雨で寒くて閑散としててうら淋しいから写真も撮らない。湯元ビジターセンターに寄ったら、北米のハイイロオオカミのはく製があった。これがでかくて怖い。ニホノオオカミよりずっと大きい。

 宿はいつもの「休暇村日光湯元」で、ゆっくり休んで早く寝る。東京五輪決定ということで、テレビはきっと大騒ぎしてただんだろうけど、だから全然見てない。車のラジオで少し聞いただけ。普段は飲まなくてもいい酒を、旅行の夜だけ少し飲むから(今回は初の「杉並木」で、これはうまかった)、部屋に帰ると眠くなる。まあ、こうして書くまでもない一日がただ過ぎていく初日。風呂は毎度色が変わる不思議な硫黄泉で、帰ってからも硫黄臭が強い。今朝はゆっくり寝て、風呂に誰もいなくなったので、写真を撮ってみた。
 
 2日目は赤沼駐車場に車を停めて低公害バスで「西の湖」へ。途中の道は日本でも有数の気持ちいいカラマツ林だと思う。この湖も毎年行ってるけど、途中の道の魅力も大きい。昔はよくこの道で鹿を見たけど、今は鹿除けの柵などが整備され、この頃は全然見ない。まあ糞は時々落ちているけど。道の周りに咲いてる花は「シロヨメナ」で、鹿が食べないので増えているという話。
   
 吊り橋を渡って少し行くと、西の湖(さいのこ)が見えてくる。いやあ、かつてなく水が少ない。去年も少ないけど、今年はもっと少ない。これじゃアラル海だよ。大丈夫かなあ。湖に近づいてみると、湧水が川となって少しは流れ込んでいる。結局今年は雨が少ないということなんだろう。ここは関東一の「秘湖」だろう。バスで近くに行けるから今は「秘」というのもおかしいが、それでも山奥にひっそりという感じが残ってる。
 
 ところで西の湖へ行ってそこだけ見て帰る人が多いが、水のない方へどんどん進んで行くと、湖超しに男体山が見えてくる。中禅寺湖畔から見るほど大きくはないが、何しろ風景的にも信仰的にも日光のシンボル的山だから、是非見ておきたいところ。朝出発前に、宿の真ん前の湯の湖からも見た。西の湖から歩いて中禅寺湖(千手ケ浜)まで行くと、また見える。3カ所から見た男体山の写真を。少しづつ雲がかかってきた。
  
 帰りのバスまでかなりあったので、お昼は宿で頼んだおにぎり。バスを待って、後はもう帰る。いろは坂を降りて、侍屋敷の金谷ホテルベーカリーに寄る。帰りに金谷ホテルのパンを買うのは、大体いつもことだが、今日行ったのは初めてのところで出来たばかり。日本で一番古い金谷ホテルだが、最初にあった「梅屋敷」が田母沢御用邸記念公園の前あたりにある。イザベラ・バードの「日本奥地紀行」に出てくる場所はこっちである。そこが整備されて2015年には記念館として公開されるという。その隣に早々と金谷ホテルベーカリーが出店したわけで、ここは公開が始まったら是非行きたい。その近くに栃木県の有形文化財指定の「日光真光教会」(日本聖公会)がある。設計は明治から大正にかけ日本各地で教会建築を手がけた、J.M.ガーディナー。重要文化財に指定されているものもある。(今は明治村にある京都の聖ヨハネ教会。)聖公会だから、もともと立教大学校の初代校長という人。今の立教大学の建築も影響を受けているのではないかという話。東照宮や輪王寺ばかりでなく、そのすぐそばにこれほどの教会建築があったとは知らなかった。今は日光カステラ本舗の隣で、そこから見るのが一番美しいかもしれない。(最初が金谷ホテル梅屋敷、後の2枚が教会。)
  
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