尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

大震災から4週間①

2011年04月07日 22時21分32秒 |  〃 (震災)
 今日は、三鷹高校土肥前校長の裁判の本人尋問を傍聴に行ってきました。争点は細かいので今は書きません。希望者が多くて補欠で待ち時間があったので、携帯メールでかなりの人に一斉連絡してみました。5人から反応があったからかなりの高率。いや、若い人はケータイでこのブログを見てるけど、年長者はケータイでブログは見れないと思ってたり、パソコンもたまにしか開かないって人がけっこう多いんですよ。ブログはほぼ毎日更新してるし、東北キャンプの話も出てきたから、実は周りの人には毎日見て欲しいなあと思ってるわけ。

 さて、震災について何回か書きます。
 この大震災の全貌、影響はまだまだつかみ切れません。ひと月近くたって、死者数は阪神大震災の2倍ほど。しかし、いまだに行方不明者の方が、死者よりさらに多いのです。こんな災害は僕らの想像力を超えています。東京大空襲とか原爆とかに匹敵する歴史的な出来事に今直面していると思うべきでしょう。

 そんな中で、テレビでは「AC」の広告ばかりが流されています。勘違いしやすいのですが、ACは政府広報ではありません。マスコミ各社の作った財団法人だそうです。自粛や経済悪化で民間企業の広告が少なくなったところに流しているわけです。だから、それほど日本経済が落ち込んでるという指標と見るべきでしょう。それでもあまりに多いので、最後に流れてた「エースィー」のとこがうるさいという苦情が殺到したらしく、最近は最後の音はなしのヴァージョンになってます。

 それにしても「日本は強い国」編は何とかならないのでしょうか。弱くたっていいじゃやない。病気の人、障がいの人、未だに悲しみを忘れられない人…。いろんな人がいるでしょうに、あれじゃ「弱い人を追いつめる」恐れを感じます
 
 「日本はやさしい社会。大変な時はみんなで支えあう。障がいのある人も…外国から来た人も…高齢者も子供たちも…ペットだって…」。そこで、この前3週間ぶりに海上で救出されて飼い主のもとに戻れた犬が尾を振る。というのはどうですか?

 今またかなり強い地震。もう飽きたよなあ。また明日に続けます。
コメント (1)
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