吉弘神社

別府市石垣の鶴見病院の前に吉弘神社があります。石垣原の合戦でこの地を死に場所と定め黒田の重臣井上九郎右衛門と全軍見守る中一騎打ちをし見事井上に討ち取られた大友軍の重臣吉弘統幸を祀る神社です。神社の碑文を読むと井上と吉弘が一騎打ちをし両雄合い果てたとありましたが、事実は井上は死んではいません。ご存知のように一幅の絵のような一騎打ちの後全軍の喝采をうけた井上は石垣原の合戦が黒田の勝利のうちに終わり黒田が筑前５２万石へ移封後は二番家老として黒崎城代としてその生涯を終えました。吉弘神社は石垣原の合戦の喧騒も遥か昔のことのように静かな杜の中にひっそりとたたずんでいます。