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飛行機さつえい奮闘記
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引き続き、名古屋の観光記、南極観測船ふじの船内を見学します。


南極観測船ふじには「直流ディーゼル電気推進方式エンジン」が搭載されています。
このエンジンは、ディーゼルエンジンで発電し、その電力でスクリューを回す方式です。この電気推進方式は、氷を砕きながら進むために非常に効果的で、前進・後進を繰り返す運航に適しています。
特に氷が厚くて割れない場合には、200メートルほど後退してから最大馬力で前進し、氷に体当たりして砕く「チャージング」航法が用いられました。


甲板前の南極博物館。歴代南極観測船の模型が展示されています。
南極観測船「宗谷」は、日本の南極観測事業の礎を築いた重要な船です。1938年に耐氷型貨物船として建造され、太平洋戦争を経験した後、1956年から1962年まで日本初の南極観測船として活躍しました。
現在は東京の船の科学館(閉館)横に展示されています。


2代目の南極観測船、今乗船している、ふじです。


3代目の南極観測船、しらせ。1982年に就役し、2008年に退役しました。1.5メートル厚の氷を砕きながら進む能力を持ち、退役後は、千葉県船橋市で一般公開され、気象観測や環境保護のシンボルとして活用されています。


4代目の南極観測船、名前を引き継いだしらせ。2009年に就役しました。「しらせ」は全長138メートル、排水量22,000トンで、最大速力は19.5ノット。
毎年11月頃に日本を出発し、オーストラリアのフリーマントルを経由して南極の昭和基地に向かいます。昭和基地での任務を終えた後、翌年の4月頃に日本に帰国します。




南極の氷も展示されています。南極の氷は雪が圧縮されたものであり、溶ける際にプチプチと音がします。これは数百万年前の空気がはじけており、当時の気象を知るための貴重なサンプルとなります。


飛行甲板に出てきました。南極で物資輸送に活躍したヘリコプターが展示、この飛行甲板では毎朝朝礼とラジオ体操が行われていたとのこと。


後ろを見ると管制室、そして大型のレーダー。


操舵室までやってきました。船の操舵室は緑ベースが多いですね。






操舵室右端が船長席です。


日本の南極観測を学ぶ良い機会でした。そして当時の場面をよく再現されており、分かりやすかったです。


名港線からそのまま名城線に直通、名古屋城駅へ。




東門より入場します。名古屋城は徳川家康が1610年に築城を命じ、江戸時代には尾張徳川家の居城として栄えました。
名古屋城は「金鯱城」とも呼ばれ、天守閣の屋根にある金の鯱が有名です。


一日乗車券を提示すると入場料が割引。観光スポットの定番、猿回しを行っていました。


石垣は一部つ見直しを行っていますが、築城当時のもの。明治維新後、名古屋城は一時期陸軍の施設として使用されましたが、1879年に保存が決定されました。
しかし、1945年の名古屋大空襲で天守閣や本丸御殿が焼失しました。
戦後、名古屋城の復元が進められ、1959年に鉄筋コンクリートで再建されました。現在は天守閣の木造復元計画が進行中、天守閣内部は入場できないようになっています。




本丸御殿。初代藩主徳川義直の住居として使用されましたが、1620年に二之丸御殿へ移った後は、将軍専用の宿館として利用されました。
1945年の名古屋大空襲で焼失しましたが、2009年から復元工事が始まり、2018年に完成しました。


さらに先に進むと立派な天守閣!


城の頂上には金鯱が輝いています。


本丸御殿は内部も見学可能。フラッシュ撮影は禁止。自然光なので内部は少々暗め。武家風書院造という建築様式で、豪華な障壁画や飾金具が特徴です。






表書院。最大かつ最も格式の高い部屋で、藩主が公式に謁見する際に使用されました。






煌びやかな内部は徳川家の権力の象徴ですね。


左側は本丸御殿そして小天守閣。


北側までやってきました。真横にはエレベーターが設置されていますが、場内は改装中。


本丸搦手馬出周辺の石垣は2002年から解体修理が始まり、2018年に解体が完了。現在は再構築が進められています。


広場では名古屋にゆかりのある武将6人と陣笠隊の4人で結成された『名古屋おもてなし武将隊』のステージが行われていました。


11月も中旬、落ち葉が秋の深まりを彩っています。


大きな時計台がある名古屋市役所。1933年に竣工、本庁舎は和風の瓦屋根を持つ近代的なビルで、昭和天皇即位の記念事業として建設されました。


最後は栄エリアの中部電力MIRAITOWER。久屋大通公園にある電波塔です。高さは180メートルで、
1954年に開業。日本で最初に完成した集約電波塔として知られており、2022年12月12日に国の重要文化財として指定されました。
…街の作り、公園、そして電波塔…どこかの街に似ていますね...。そうです、札幌市にそっくりなのです。




近くにはオアシス21.ガラスの大屋根「水の宇宙船」がシンボルです。ここでは、バスターミナルや公園、
ショッピングエリアなどが一体となっており、訪れる人々に多彩な楽しみを提供しています。


水の宇宙船は地上14メートルの高さにあるガラスの大屋根で、夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気を楽しめます。


隣にある愛知芸術文化センターの11階では無料の展望フロアがあり、オアシス21及び中部電力MIRAITOWERが眺められます。
名古屋を象徴する景色でしょうか。


これにて名古屋観光は終了!地下鉄で名古屋駅まで戻り、カメラバッグをピックアップ。まもなく時刻は17時。17時より販売開始の
びよりんがセットアップされ始めました。私は18日の帰りに買いましょう。


行列は非常に長く伸びており、人気の高さが伺えます。


JRの新快速で岐阜へ向かいます。16時46分発…ということは覚えていたのですが、行き先を間違えてしまい...御覧の通り逆方面の
豊橋行きに乗ってしまいました。
金山駅下車、すぐに来た後続の新快速で岐阜へ向かいます。


岐阜駅に到着、クリスマスの装飾でしょうか。ライトアップされています。


恒例の名鉄岐阜駅にあるスーパーで食料の買い出し…をしようとしたら閉店…。


本日の宿は名鉄岐阜駅から徒歩5分ほどのところにある『ワシントンホテルプラザ岐阜』です。


岐阜基地航空祭前日にも関わらず、素泊まりで8000円、ポイントやクーポン等を利用して6700円でした。


夜ごはんは近くのスガキヤに向かいます。


少々値上げされましたね。2022年4月に330円から360円に、2023年4月には390円に値上げされ、2024年3月には430円に。
大盛りは+110円。合計540円。...それでも十分安いですね(;'∀')
明日の岐阜基地航空祭は…天気が徐々に好転し、もしかしたら晴れるかも…?
まぁ基地内に入る予定なので、とりあえず雨が降らなければよいです。おやすみなさい.....
次回は11月17日、岐阜基地航空祭です!


【さつえい後記‐タワー六兄弟】

記事内でさっぽろテレビ塔と名古屋テレビ塔の雰囲気が似ている…と書きましたが、調べてみるとタワー六兄弟というものが出てきました。
タワー六兄弟日本の建築構造家・内藤多仲によって1950年代から1960年代にかけて設計された以下の6つのタワーの総称で、建築順に名古屋テレビ塔・通天閣(2代目)・別府タワー・さっぽろテレビ塔・東京タワー・博多ポートタワーとなっています。
もともと名古屋テレビ塔もさっぽろテレビ塔も防火帯となっている細長い公園に作り、さらに設計者も同じというのであれば似てくるのは必然ですね。
六兄弟のうち、別府タワーと博多ポートタワーは行ったことがありません。機会を見つけて訪れてみたいですね。
写真は2009年の札幌大通公園。今と比べたら随分スッキリしているような印象です。高層ビル群があまりないからでしょうかね?


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