今日は自分が洋服を着て歯医者に行ったので道すがらまた電車そしてレストラン、博物館などで着物姿の女性をウオッチング、自分が着物を着ている自由に見つめることができないので今日は嬉しい
そして感じたことがある
着物を着ていることでとても緊張している人や、私は色々工夫をしているのよ、また満艦飾の人など面白いがもったいない
自分自身を演出していない人が多いのだもの
今は誰に何を言われるわけではなく自由気ままに着物を着る時代
かねてブログに書いているけど、どの階級の着物姿を目指そうかと思うと意外と着物姿に幅が出て着る方も見ている方も楽しい
つくづく考えていたら着物の着方種類は江戸時代に遡ると着装の面白さが身につくように思う
江戸時代は武士と町人の二極化と言っていい
武士階級の娘は儒教の教えが厳しかったので「自由」はない
着るものも親が決め品よく賢くしとやかなものが好まれている
お稽古ごとが忙しい文学も芸術も身に着けてそれ相当のお所へ嫁に行く
そのときに着る着物の選び方にも品性が問われる
しかし美しいし絢爛豪華だ今でも博物館に残っている衣裳は職人魂がほとばしっている
姫たちの外出は必ず付き人が一緒なので道すがらの恋など生まれようがない(不自由だねだからイケメン下男を連れて歩く姫もいた)
町人の娘はおちゃっぴー、おてんば、おきゃん おちゃっぴーというのはお茶をひく女というところでベチャベチャ喋りしとやかさが足りない 御転婆は伝馬町から飛び立つ武士の馬に例えているので飛び跳ねる、おきゃんはさっぱりした姉御肌
そうすると着るものは決まってくる町人の娘は自由と責任があるので着物も自分で選び恋もする
それがある時期東京の山の手と下町に分けられ着物文化が二分する
自分自身をどの階級に持っていくかで着物選びも面白くなり着方にも変化がつく
そういう着物の学び方があってもいいなあと思いながらオープンテラスでお茶した午後
因みに江戸の女の職業大奥の女(階級が多い)稽古ごとの師匠 乳母 囲い者 女中 飯盛り女
花魁 遊女など50種類はある
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