着物は360度見せるものだと今日改めて感じた
着物ほど不思議な衣類はない
平面裁断でありながら体につけると立体になる
模様のつけ方も立体を考える
その中で袖には、見頃には、衽には、襟にはどの柄が来るかを計算して見積もっていく
お金の見積もりよりとんでもなく難しいものだと思う
着る人がその見積もりの大変さをどれだけ認識しているだろうか
少なくともチャコちゃん先生はああしてこうしてという割には見積もりに対しての理解が薄いと反省している
染める人の柄おきの見積もりはまるで幾何学だ数学の図式んとと共通するものがある気がする
そしてそれを裁断しそこでも仕立ての見積もりがある
考えてみると着物づくりは左脳を使う仕事だ
着る側は右脳を使うので 着物を着るということは左右の脳のバランスを撮ることにもなると勝手に解釈している
そこまで理解しながらもこの柄はなかった方がいいとか柄を増やせとか平気で言ってしまう行儀の悪さ
見積もりの理解のために私はよく着物を解く
その時それぞれの場所に置かれた柄を見てなるほどと唸る
造り手仕立て人そして着る人の三位一体で着物姿が成り立っている
日本の国では、女たちも男もかなり前まではこういう着物を着たいという思いにつくる人が賛同して作り上げ仕立てに回していた。
いまと逆の進行。これだと着る人の意思が絶対に強いので必ず売れるということでもあった
ということなどつらつら考えてしまう
今日の着物が蛍
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