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My Audio Life (趣味のオーディオ)

主にオーディオの音質改善について。
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ハイレゾ音源のスペクトラムを簡易的に確認してみました。

2019-01-20 14:38:42 | PCオーディオ

MQAの話題ついでに、ハイレゾ音源のスペクトラムを簡易的に確認してみました。

残念ながら、私は本格的なスタンドアロンのスペアナを持っていないので、PCとアプリを使いました。

使用したアプリは、DAMソフトでは有名な「Audacity」(フリー)です。

過去に、アナログ音源(レコード)をデジタル化するために、インストールした事があります。

私は、アナログ音源をデジタル化する時に実際は「SONAR LE」を使っていました。こちらは楽曲製作・編集用でプロでも使うソフトです。使いこなしが結構大変で、私は今でも使いこなせなくて、アナログ→デジタル化や曲の切り取りをするくらいです。

一方、今回使用した「Audacity」音声編集用ソフトで、波形を見ながらグリッチやピークを取り除いたりと編集も出来ます。

これらのDAWソフトを使えば、オリジナル音源の編集が出来てしまいます。

 

前置きが長くなりましたが、今回は、この「Audacity」の機能のひとつである「スペクトラム分析」を使って、サンプリング周波数44.1kHz、96kHz、192kHzでの周波数特性の違いを見てみました。


使用した音源は、「Girl in the Other room/Diana Krall」です。音質が良いことでも有名です。

GIRL IN THE OTHER ROOM
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VERVE

尚、ハイレゾ音源は、e-Onkyo からダウンロードしたものです。96kHz/24bit。

 

<44.1KHz vs 96kHz> 

上が96kHz、下が44.1kHzの波形です。波形だけでは同じに見えます。

これをスペクトラム分析してみました。

〇 44.1kHz ---- 22kHz辺りで切れている様に見えます。理論的には44.1kHz/2=22.05kHz

 

〇 96kHz --- 40数kHzまで延びています。

 ※注:低い方が測定出来ていないのは、サイズを128として高域優先としたためです。

    試しに、サイズを大きくして低周波を優先とすると、この様になり低域まで延びています。

    

    低域は分析出来ていますが、高域は先ほどと少し違う結果になりました。

 

<192kHz>

更に、192kHzの音源も分析してみました。アルバム楽曲は違います。

上は先ほどと同じ楽曲96kHz。下が楽曲の違う192kHz音源。

192kHz音源のスペクトラム分析

確かに80kHzオーバーまで延びています。 ハイレゾは本当ですね~。凄い!

でも、私の耳には聞こえません。恐らく15kHz以上の音は聞こえないでしょう。

 

分析結果より、ハイレゾ音源は、確かに人の耳には聞こえない高周波成分まで含んでいます。

これで、音が滑らかになって自然な感じで聴こえたり、基幹脳を刺激して心地よく聞こえるのでしょう。

基幹脳を刺激する「ハイパーソニックエフェクト」については、4年前にブログに書いています。

しかし、私はこのハイレゾと言われる音は、あまり好みではありません。(高音域が聴こえない年寄りの妬み僻みかも知れませんが)

レコードの音は好きだけど、デジタルの音源のハイレゾとは、雰囲気とかがどうも違う様に感じます。

これはデジタルへの先入観や偏見が有ったり、本当のハイレゾの音をまだ聴けていないからかも知れません。

私は、デジタル音源なら、自分の聴こえる範囲で、分解能の良く、ひとつひとつの音がしっかりと聴き取れて、かつ臨場感のある音が好みです。

今迄出会ったハイレゾの音質は、音に切れが無くなり、甘くなって音の輪郭が無くなって聴こえます。

私が欲しいのは、キレや押し出し感があり、迫ってくる、躍動感のある生きた音、音楽を楽しませてくれる音です。

そういう意味では、DAC DAS-703ESを導入して、やっと自分の望んでる再生音に出会えた様な気がします。



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ちば乃木)
2019-01-20 23:56:28
Audacity使ってますが
CD→WAVだけ。
スペクトラム表示もできるんですね
今度試してみます。
返信する
Re. (ブログ主)
2019-01-21 09:58:31
その様です。
私も今回初めて知り、使ってみました。
レコード音源も192kHzでサンプリングして、分析してみたいですね。
返信する

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