このタイトルを見て、ああ~、あの番組だな。と、東京FMで放送されていた「ジェット・ストリーム(Jet Stream)」を思い出された方は、おそらく私と同年代でしょう。
学生時代、そして卒業後、会社に入り、企業戦士(死語?)として、世界を飛行機で飛び回っていた頃、良く聴きました。
年齢的に大体その頃って、家庭的にも子供の事などで大変な時期なのですが、家庭も顧みずにがむしゃらに働いていました。今の時代、そんな事したら即刻家庭崩壊ですよね(笑)。
でも、あの頃って、ビジネスマンは皆そうでしたから。
奥様は、よく耐えて家庭を切り盛りしてくれました。感謝です。
そうやって世界を飛び回って、機中でも仕事を考えている時に、ふとヘッドホン(イヤホン)から、この「ジェット・ストリーム」が流れると、癒されたものでした。
ナレーターは、変わってゆきましたが、やっぱり初代の「城 達也」さんでしょう。
JAL版で全巻欲しいところですが、取り敢えず、ナレーションが聴きたくて、1枚だけ持っています。
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いまでも、これを聴くと、あの頃を思い出します。
<オープニング・ナレーション>
遠い地平線が消えて、
深々とした夜の闇に心を休める時、
遥か雲海の上を、音もなく流れ去る気流は、
たゆみない 宇宙の営みを告げています。
満点の星をいただく果てしない光の海を、
豊かに流れゆく風に 心を開けば、
煌く星座の物語も聞こえてくる、夜の静寂の、
なんと饒舌なことでしょうか。
光と影の境に消えていったはるかな地平線も
瞼に浮かんでまいります。
これからのひと時。
日本航空が、あなたにお送りする
音楽の定期便。「ジェットストリーム」。
皆様の、夜間飛行のお供を致しますパイロットは、
わたくし、城達也です。
<エンディング・ナレーション>
夜間飛行の、
ジェット機の翼に点滅するランプは、
遠ざかるにつれ、
次第に星のまたたきと
区別がつかなくなります。
お送りしておりますこの音楽が、
美しくあなたの夢に
溶け込んでいきますように。
日本航空がお送りした音楽の定期便、
「ジェットストリーム」
夜間飛行の
お供をいたしましたパイロットは
わたくし、城達也でした。
このオープニング「ミスター・ロンリー」のレコードも欲しくて、探して買ってしまいました。
オリジナルは、ボビー・ヴィントンなのですが、日本ではこちらのレターメンのほうが馴染みがあると思います。
そして、その頃よく聴いた、もうひとつのFM放送番組がNHK-FMの「クロスオーバー・イレブン」です。
「津嘉山正種」さんのナレーションが聴きたくて、購入しました。CDとしては3種類くらい有りそうですが、内容的に私はこちらを選びました。ただ、こちらはすでに廃盤で入手難になっています。
ビル・エヴァンス、チェット・ベイカーなどの曲が収録されています。
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<オープニング・ナレーション(このCD)>
今日も一日が通り過ぎていきます
昼のあわただしさの中で忘れていた
人を愛する優しさ
人を信じるぬくもりを
そっとひろげてみます
夜空の星のきらめきとともに
それぞれの想いをのせて過ぎていく
このひととき
今日一日のエピローグ
クロスオーバー・イレブン
あれ?なんか違う!私が聴き馴染んでいたのは、こちら。
街も深い眠りに入り
今日もまた 一日が終わろうとしています
昼の明かりも闇に消え
夜の息遣いだけが聞こえてくるようです
それぞれの想いをのせて過ぎていく
このひととき
今日一日のエピローグ
クロスオーバー・イレブン
ん?CDの選択間違えた?まあ、いいか。
<エンディング・ナレーション>
もうすぐ時計の針は
12時を回ろうとしています
今日と明日が出会うとき
クロスオーバー・イレブン
「ジェット・ストリーム」「クロスオーバー・イレブン」とも心が癒されます。
夜寝る前に、聴くにはちょうど良いです。
「ジェットストリーム」は3巻(3セット)持っています。
BGMで聴くには聴き易くて良いですね。
「企業戦士」・「モーレツ社員」等死語になりましたが、
自分達の時代は仕事に忙しい時代でした。
男一人の稼ぎで家族が養えました。
残業200Hr何てのはザラで、5月の連休・お盆休み・
正月休み返上で、先頭に立って働きました。
時代の流れなので一人ではどうにも出来なかった時代でした。
同じ様な価値観を持った方が居るのを見て安心しました。
今後ともよろしくお願いいたします。
そうですよね。
私も、休み、連休返上で働きました。
連休を海外出張で過ごしたこともあります。
残業も日を跨ぐこと、しばしばでした。
それでいて、週末になると、お酒を飲んで、朝帰り(笑)。
バイタリティ(これも死語?)ありましたよね。自分でも感心します。
あの頃の働き方を、今の規定に当てはめると、みんなブラック企業でアウトですよね。
でも、それがあったから日本の企業も成長したのだと思います。時代が変わりましたよね。(おじさんのセリフですかね?)
海外出張で感心したのは、欧州のエンジニアの働き方を見た時でした。ゆったりと昼間からビールを飲みながら、それでいて凄い製品を開発していました。20年前?に手のひらサイズのWindowsベースのマルチメディア・プレーヤを開発していました。
何か脳の作りが違うのでしょうかね。無駄がない働き方で感心しました。こちらが我武者羅に働くのが阿保らしくなったこともありました。実にスマートな働き方でした。
私が欧州製品を好きなのも、そのあたりがあるのかも知れません。
貴兄のブログは、いつも拝見させて頂いています。
ケーブル作りご苦労様です。
私は、SPケーブルは、WEのブラックエナメル単線に替えてから、取り敢えず満足しています。
ライン・ケーブルは定番のベルデンやモガミです。
今後とも、記事を楽しみに読ませて頂きます。