My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

オーディオにおけるデジタル信号系のパスコン

2019-01-30 12:11:52 | DAC

先日のインピーダンス整合に続き、デジタル回路におけるノイズ低減について、少し書いてみようと思います。

CDPやDACの改造などで得た私の経験も含んでおります。

基板上にバイパス・コンデンサを沢山置いているのを見かけますが、闇雲に沢山置いただけでは逆効果です。

パスコンは、電源ノイズをグランドに逃がしているだけですので、肝心な事はパスコンをどこに置くかです。

ポイントは出来るだけ電源回路のループを小さくすることです。パスコンによって電源の交流的な閉ループを作ります。

コンデンサは、容量の大きなもの(低周波用)と小さなもの(高周波用)を並列にすると良いでしょう。。

並列にするほど、全体の等価直列抵抗(ESR)が小さくなり、高周波特性と充放電の応答が良くなります。

また、コンデンサ単体が持つESRは、コンデンサの種類(タイプ)によっても異なります。

ESRについては、ネット上に解説があります。

私は、デジタル回路のパスコンには、導電性高分子コンデンサ(OS-CON)をよく使います。

以前佐賀三洋で生産していた紫色のOSコンとは見た目が違います。

また、自分のノイズを他のブロックに出さない、他から貰わないために、電源ラインにフェライト・ビーズやインダクタを使うことも有ります。ビーズにはファインメット・ビーズをよく使いました。5年位前に流行。

そこで最近お気に入りのDAS-703ESの回路例ですが、各ブロックでこの様に組まれています。私が言うのもなんですが、よく出来ていると思います。

 

 

先ほどの低ESRの電解コンデンサ(OSコン)をアナログ回路に使った事がありますが、この場合は音質が悪化しました。

低周波回路には駄目な様で一般的なオーディオ用コンデンサを使っています。適材適所がある様です。

 

少し堅い話が続きましたので、ここでお気に入りのCDを紹介しましょう。女性ジャズ・ボーカルです。

ダイアナ・クラールが好きな人には、気に入ってもらえるでしょう。

ご存じの方もおられると思いますが、「ソフィー・ミルマン(Sophie milman)」です。 

衝撃的なデビュー作(ジャケットも)から3作目になります。

Make Someone Happy
←クリックでAmazonに移動が出来ます。
Linus

特に3曲目の「Rocket Love」がお勧めです。スティービー・ワンダーの名曲を甘くセクシーに歌い上げています。

録音も良く、オーディオの音質チェックにも使えます。 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ミュージック・サーバー(簡易... | トップ | 昇圧トランス(AC100V→AC115V)... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

DAC」カテゴリの最新記事