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My Audio Life (趣味のオーディオ)

主にオーディオの音質改善について。
引越し先:https://kontakun2010.hatenablog.com/

WEST-CAP製オリジナル・オイルコンを搭載した。~オイルコンに再び感動~

2014-10-18 13:00:49 | 真空管プリアンプ

先週の真空管オーディオフェアで手に入れたWEST-CAPのオイルコンを真空管プリアンプのフォノイコ出力のカップリングコンデンサに使ってみた。

WEST-CAPは、1960年代のオイルコンではスプラーグと並んで、音質が最高と称されている。

最近では、アリゾナ・キャパシターが復刻版を製造していて、日本ではスペックが販売してる。

http://www.spec-corp.co.jp/arizona/index.html

私が入手したのは、CPV09A1 0.47uF/600Vのものである。製造は印字から1967年の14週かな?とりあえず、同じロットのもので揃えた。

横から見ると、しっかりとハーメチック・シールが施されている。

 

これを元々搭載されていたJENSENのペーパーコンデンサと交換した。これはこれで悪く無いのだが、もう少し色の付いた濃い音が欲しかった。

 

コンデンサ単体を比較してみると、こんな感じです。若干、WEST-CAPのほうが太くて長い。

換装後は、こんな感じ。半田は一応ケスターを使っておいた。

オイルコンに元々極性は無いのだが、スプラーグの様に巻き始めがあると思うが、手元に調べる方法が無いので、印字の通りとしておいた。印字の始まりが電圧の高いほうとした。

部品の中でも存在感がある。

交換後、漏れ電流が無いか、電圧で確認した。入力側の50Vに対し、出力は0Vで問題なし。

 

交換後、音だしして聴いてみると、いきなり濃い、艶のある色深い音が出てきた。特に中低域にかけて濃厚で深みがある。ギターの音が艶やかで良い。

それでいて、抜けは良くて情報量も減らない。抜けが良いためか響きも増した。

私には好みのとても良い感じである。やっぱりビンテージ・オリジナルは良い!

アリゾナ・キャパシターでも同じような音がするのかな?

SPECのページを読むとアリゾナ・キャパシターについて、この様に書いてある。

~~~以下、SPECのページを引用~~~

Type C50309 Blue Cactus

ヴィンテージ物を彷彿させる陰影感あふれる音色

Type C50309 Blue Cactusは、West Capのオイル・コンデンサーの中でも極めてバランスの取れたサウンドで評価の高かった1967年製、0.47μF/600VDC、CPV09を復刻したものです。誘電体を往時と同様のクラフトペーパーとマイラーフィルム(ポリエステル)の2層構造とし、コクのある深みのある音色、中低域の厚み、West Capの特長でもある抜けの良さも実現、新たな無害の充填オイルによって現代的な広帯域感も十分にお楽しみいただけます。

~~~~~~~~~

購入後、このページを見て初めてしりましたが、私今回手に入れた物は1967年のCV09、真さに、このオリジナルと言うことになります。 Lucky!


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フォノ・イコライザー出力の直出し (真空管プリアンプ)

2014-10-05 10:51:10 | 真空管プリアンプ

住宅事情から、最近ヘッドフォンで聴くことが多くなったので、プリアンプのフォノイコライザ出力をボリュームを介さずに出力する様に改造した。

今までは、ボリューム→フラットアンプ(E80F)+12AU7を通して出力していたが、ヘッドフォンアンプにもボリュームがあるので、ダブル・ボリュームになり出力が低下するのと、そこそこの音量で聴こうとすると、プリのボリュームを結構回さないといけない。

ボリュームを大きく回すという事は、次段のフラットアンプで扱う信号が大きくなり、真空管への負担が今までよりも大きくなり寿命に影響する。

フラットアンプの球はE80Fという市場ではあまり多くない球なので、大事に使いたい。

その様な思いがあって、今回改造した。

しかも、このプリアンプは元々出力が2系統あって、元々は同じ信号が出力されるようになっている。 例えば、中域~低域用、高域用と2台のアンプを繋げる様にしている?

その片方をフォノイコ直出し用として使うことにした。

引き出し配線用のワイヤーは、折角だからWEの単線(以前、海外で購入していたもの)を使用した。1m位の長さのものが何本、何色か束ねてある。

 

作業はいたって簡単。フォノ・イコライザ基板の出力をプリアンプのアウトプットに繋ぐだけ。

プリのアウトプットは2系がショートしてある(並列)ので分離して、片方に配線する。

出力はノイズが乗ったりするのを嫌って、一応抵抗でプルダウンしておいた。抵抗は手持ちで適当なA&Bの43KΩ。

 

改造後の配線の様子。

このプリアンプはピンポストを使って配線してあるので、裏面はスッキリしている。

 

音出しも問題なし。

相変わらず、鮮度の高いアナログレコードの音が聴ける。


使い方としては、ヘッドフォンアンプには直出しの出力を、パワーアンプにはボリューム経由の出力を繋いでいる。

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真空管フォノ・イコライザーの紹介

2014-09-15 12:46:20 | 真空管プリアンプ

最近レコードを聴いているが、私の使っているフォノ・イコライザーを紹介しておきます。

このプリアンプ自体は以前から使っているが、フォノ部分を使い始めたのは、つい2週間前のレコードプレーヤーが蘇生してからになる。

フォノ・イコライザー部分の写真。

真空管は12AX7が3本(今は現代管JJとGenalexを挿しているが、その内手持ちの他の球にも変えてみたい)

コンデンサはスプラーグのオイルコン(ビタミンQ)(ATOM)とオレンジドロップ、ジェンセン、REL

抵抗はアーレン・ブラッドレー(A&B)

が使われている。結構な布陣である。

今まで音を通していなかったので鳴らしこみ中であるが、結構クリヤーで味わい深い音がする。

 

ケーブルは、流石に付属の35年前のものをそのままでは良くないので、現代の手持ちのものに変えた。

ケーブルはゴッサムのGAC-1(マイク用?)

 

プラグはアンフェノール

完成形(カッコ良い)

フォノ用アースはリード線で適当に繋いでおいた。

取りあえず、これで安心。

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真空管プリアンプ用初段管E80Fの購入と相異点の発見。

2014-02-16 16:56:09 | 真空管プリアンプ

たまたまeBayでPhilips E80Fの手頃な物が4本纏めてオークションに出品されていたので落札した。

購入した現品の写真は以下。

一応NOS、NIB品。 $36.12で落札。 1本当り$10以下は安かった。

元箱付きで、箱にはきっちりと測定値が書かれている。

右側の1本だけが、なぜか「MINIWATTS」と「MADE IN HOLLAND」の印刷が無い。

ひょっとして偽物で印刷を忘れた???

右側の1本だけが「E80F」の表示が無い。あれっ?

一応、製造ロット番号の印刷は有る。

ここでひとつ気がついた事がある。

今まで使っていたPhilips E80Fとは中心のヒーター、グリッドロッドがやけに長い。

そこで従来の物と並べてみた。左の3本は従来使っていたもの、右の1本が今回購入したもの。

この写真を見ても、確かに左3本は中心のロッドが引っ込んでいるが、右の1本だけは高い、長い。

他は大きな違いが見当たらない。ただ、左端の1本はpinched waist型でガラスの中心が少しスリムになっている珍しいもの。しかもゲッターは馬蹄形。

ガラスボトムのピンとガラスの接合部も若干違う。確かに今回購入したものは少し雑かな?

中央のロッドの高さについて、WebとかeBayの出品を見たが、ロッドが高いものが殆どだった。低いものが特別なのか? 製造の年代による違いなのか不明。

明らかに中央のロッドの高さが違う。通電すると、この部分がヒーターでオレンジ色になる。

肝心の音の違いであるが、まだエージング途中であるが、さほど変わらないと思う。

ただ、左端のpinched waistだけは、確かに良さそうな気がする。

 

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真空管プリのアッテネータ接触不良。

2014-02-03 12:14:08 | 真空管プリアンプ

先日来から右チャンネルの音が小さい、なんか音に広がりが無いなぁ?と思っていた。

ところが先日、もともと録音音量の小さいCDを大きな音で聴こうと思い、いつもは最低で使っているアッテネータ(VRの前段の調整)を久々に動かしたところ、な、なんとガリっているではないか。

このアッテネータはSWISSのELMA製で、接点は金メッキ仕様で信頼していた。

これが、こともあろうにガリっている?ちょっと疑ったのとガッカリ、裏切られた感じである。

でもここで教訓!

やはり、接点のあるものは、偶に動かしてやらないといけない。

それとも半田付けの時に煙が入った?。


アッテネータをグリグリ動かしてやったら、以前の様な素晴らしい音が復活した。やはりコイツが原因だったか。


ロータリ・スイッチの接点についても少し調べてみた。

http://www.aitem-lab.com/pdf/tc_buhinn0_006.pdf

 

因みに日本製では「セイデン」とかが信頼性が高そうですね。

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真空管プリアンプの初段管コンデンサ0.01uFを換装

2014-02-01 18:55:44 | 真空管プリアンプ

真空管プリアンプの初段管E80Fの帰還用?発振防止用?と思われるコンデンサ0.01uFを換装した。

(この記事を読んでおられる方で、わかる方は教えて下さい)

もともと搭載されていたコンデンサは、STANDARDと言うメーカー製のもの。

これを今回、桜屋電機で見つけたVishay製の0.01uF/400Vに交換。Type.1813?。

黄色いボディでプラスチック・フィルムコンデンサと思う。

もともと、ここのコンデンサを叩くと、スピーカーからカンカンと音がしていたが、換装後はポンポンと言う音に変わった。

出てくる音も、きっとフィルムっぽい柔らかい音になって、弦楽器などは良い艶のある音がするだろうなと少し期待。

 

交換数日後、やはり期待通りの音となった。

音は艶っぽく響いてくれるし、空間表現力も増した。倍音がたっぷりになった?

なんだか、最近はVishayが好きになってきた。


PS.

上の写真を見て気づかれた方おられると思いますが、

このE80FはPhillips MINIWATT製のPinched Waist管である。ウエストがある。ちょっと自慢。 

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真空管プリアンプのE80Fを交換

2013-10-27 21:42:15 | 真空管プリアンプ

真空管プリアンプのE80FをPhillips Miniwattsに交換。

昨日、現地のガレージショップで購入。日本円で3,300円/本。2本購入。だいたい相場価格。

eBayでValvo製の赤ロゴを買おうか迷ったが、Valvoも結局Phillipsで生産していると思うので、本家のPhillips製とした。

とりあえず、いつも通り、ピンの掃除。

金メッキなので、アルコールで洗浄、その後、CARDASを塗布し、10分後に拭き取り。

管の頭に何やら記号が書いてある。

ボディの下の方に書いてある製造コードは、

VCA ⊿1E5(頭の印刷は22K)とVCB ⊿2F1(頭の印刷は24L?)

である。

⊿1E5---1961年5月第5週 生産

⊿2F1---1962年6月第1週 生産

⊿---Phillips Heerlen in Holand工場生産

となる。

http://www.audiotubes.com/mullcode.htm を参考。


交換後の音は、特に変化なしだが、交換記録として残しておく。 

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真空管プリアンプの整流管6X4の交換(RCA製馬蹄ゲッター)

2013-10-23 23:13:22 | 真空管プリアンプ

CDプレーヤーを弄り倒してから、ここ2,3日、ちょっと音がおかしくなって、おやっ?と思った。

おかしいと言うのは、気持ち程度だけど、音が偶に大きくなったり小さくなったりするのだ。

音も、何だか生き生きしていない。

弘法も筆の誤りか?いや、そんな筈は無いと色々と原因を考えた。

CDプレーヤーからの音も、PC~DACからの音もほぼ同じ。弄り倒したCDPが悪いわけじゃなさそうだぞ。

マッキンのパワーアンプは、少し前に管を新調したばかり。ここじゃない。

それで、消去法で考え行きつたところがプリアンプ。しかも思い当たったところは整流管。

そういえば、前にもその様な事があった。整流管の寿命は短いのだった。

ブログを遡ってみると、前回交換したのは、ちょうど6ヶ月前の4月28日。

その前の交換スパンが8ヶ月だったので、こんなもんだろう。

今使っているのが、Tung-sol製。

これを、前回4本纏め買いした内の1本。RCA製6X4Wに交換した。買い込んでおいて良かった。

スクエアゲッター(馬蹄ゲッター?)、ブラックプレート。

交換後は、予想通り、音が生き返った。

やはり、整流管は早め、早めの交換が必要ですね。

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真空管プリアンプの12AU7(ECC82)もTeslaに交換。

2013-09-20 11:31:16 | 真空管プリアンプ

真空管プリアンプの出力段の球をMullard CV4003からTesla ECC802Sに交換した。

このMullard CV4003(Box Plate)も使い始めてから1年半位は経過しているだろう。そろそろ交換の時期。

Tesla ECC802Sは、先日、MC275で交換したものと同じで、同時に購入した4本の内の残り2本。

先日も書いたが、3Mica、プラチナ・ピンである。

改めてみても、姿が美しいと思う。

交換後の音は、MC275で交換した時と同様、非常にクリアーでくっきりした音である。

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オイルコンたち(Vitamin Q、AEROVOX)のエージング、その後の音は?。

2013-07-13 11:07:52 | 真空管プリアンプ

真空管プリアンプの初段カップリングコンデンサーをスプラグ製ビタミンQ(Sprague vitamin Q)に交換してから約1ヶ月半が経過、また、出力段のカップリングコンデンサをAEROVOXに交換してから、約3ヶ月半が経過した。

いよいよオイルコンの本領発揮!!!

刺激的な高音は殆どなくなり、とても綺麗な高音だ。音に艶と潤いがある。

なんと言っても楽器の音、ボーカルがとても生なましい。

音が広がりを持って前へ出てくる、スピーカーからの音離れが良い。

目の前で演奏、歌っている様だ。

これは、2週間前に交換したパワーアンプの2段目の管12AU7(ECC802S) Teslaの効果もあるかもしれない。

この球の印象は、とても爽やかクリヤーで細かい音まで再現する、ソリッド(石)のアンプの様な音だ。といっても最近は石のアンプを聞いていないが、記憶だとその様な感じ。

このクリアーさにオイルコンの味がプラスされ、透明感のある音の中に艶、潤い、瑞々しさがあり、長く聴いていても飽きたり、疲れずに、音楽に浸れる。

  

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