頭にある2つのチャクラに次いで有名なのは、胸にあるというアナハタ・チャクラ、別名「ハートのチャクラ」だろう。
とは言っても、今までの筆者の関心は、頭部のチャクラに集中していた。眉間のチャクラが幼少の頃からビリビリするので、気になって色々と調べたのだ。でも、7つのチャクラは、バランスが大事。ここは、ハートのチャクラをも開発して活性化し、バランスの良い発達を実現したいところだろう。
モンロー研究所系統の人、特に坂本政道氏の著書では、ハートのチャクラが大活躍する。
最近の坂本政道氏と言えば、「ベールを脱いだ日本古代史」シリーズだ。「トート神が教えてくれた」という、古代日本の秘められた歴史。そこでは、「大昔、朝鮮半島南部にいたネガティブな種族が、日本を占領したのだ」といった、自由奔放な(と言うべきか・・・?)古代史が展開される。それにしても、さすがは朝鮮半島。いまだに核ミサイルを作って生き延びようとあがいている人たちがいるだけあって、古代からネガティブ勢力の拠点になっていたのかと驚いた(笑)。
それはともかく、感動すると、胸が熱くなる。悲しいときは、胸がはりさけそうになる。それはやっぱり、感情が起きてくる源泉が、この辺りにあるということ。こういうのが、ハートのチャクラの作用。
眉間や頭頂のチャクラが、主に知性や認識の面で作用するのに対し、ハートのチャクラは、愛情や感受性の面で作用する。
例えば、犬や猫をかわいがっているときは、ハートのチャクラが活性化している。それが愛情の効果というものだ。
う~ん、ここはやっぱり、アニマルセラピーで愛情をかき立て、ハートのチャクラを刺激すべきなのか。試しに精神集中して、かわいい動物のイメージを思い浮かべてみる。たちまち、「おっ、俺たちのことをイメージしているな?」とばかりに、劫を経た白狐の霊や、いにしえの蛇の霊が集まってきた・・・というのは、もちろん冗談(笑えないけど)。
ハートのチャクラは、身体では心臓の位置にある。心臓から送り出された血液は、全身に張り巡らされた血管を通って体の隅々まで行き渡り、また心臓へと戻ってくる。明らかに、脳と並ぶ身体の中心ポイントのひとつだ。
ハートのチャクラは、7つのチャクラの真ん中に位置する。いろんな人の説を総合すると、やっぱり、ここが「愛」や「感情」をコントロールする中枢になっているらしい。
他者の精神と感応して、テレパシー現象や、エンパシー現象を引き起こす。さらには、人々の意識をネットワーク化して、一体にする可能性も秘めているという。
「ハートのチャクラを活性化するには、何事にも楽天的で、くよくよしないことが大事なのです」という人が多い。悲観的な人は、このチャクラの開発には向かないんだそうな。
それはまさしく、「ポジティブ・シンキング」そのもの。これもまた、愛の心と表裏一体なのだろう。
子曰く、「仁者は憂えず」(愛の心の持ち主は、心配しない)と、論語にも書いてある。不安や恐怖、悲観論その他は、愛とは反対の、エゴの産物なのだ。だから、愛に生きる人は楽観的になる・・・。