宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

スピリチュアル化への道

2013年03月16日 | こっくり亭日記

以前から、「2012年のアセンション・イヤーを過ぎたら、スピリチュアル業界はどうなるのだろうか?」とひそかに心配していたのだが、どうやら心配無用だったようだ。アセンションの話は、特に盛り下がっているという印象を受けない。「つい最近、アセンションブログを始めたので見てくださいね」という人もいる。2012年の年末をもって引退を表明したアセンションブロガーだって、早くも復帰したようだ。

これは、当然と言えば当然と思われる。もともと、「2012年の年末に地球の自転がストップして、3日間ほど静止した後、逆回転を始める」とか、「2012年の年末までに世界中のおカネが紙クズになり、必要なモノが何でもタダで手に入る世の中になる」とか、そういう話に無理があったのだ。そんなの、いくら宇宙パワーが降り注いできたって、無理なものは無理。

もっとも、「実現不能」と言っても、そこにはおのずと程度差がある。

さっきの例で言えば、前者の「地球の自転停止」は、物理的にまったく起こり得ない。空気抵抗も何もない宇宙空間で、一度回り始めたものを止めるのは大変だ。まあ、火星くらいの巨大な天体が地球に衝突するとかすれば可能性はゼロじゃないけど、その場合は、地球の全表面が完全に崩壊し、そこで生物が生き残れる可能性はゼロになる(笑)。もっとも、巨大隕石が飛び交っていた40億年前の形成期ならともかく、出来上がって久しい今の太陽系で、それは考えにくい。

でも、後者の「必要なモノが何でもタダで手に入る世の中」は、急には無理だけど、いつかは実現してもおかしくない。まあ個人的には、「貨幣」が諸悪の根源だ、悪魔の発明だという風に言われるのには違和感を覚える。貨幣など、文明の進歩に伴って自然に発生した、単なる道具としか思えないからだ。でも、「貨幣くらい、あってもいいじゃないか」という話をしたところ、たちまち非難の声が上がったのを見て、いかに貨幣が目のカタキにされているかを知り、認識を改めた。

そんなこんなで、従来、本ブログで筆者が受ける批判や非難というのは、たいてい、「常識の枠を越えられずにいる」といった主旨での、熱心なスピリチュアリストからのお叱りがほとんどだった。これは主として、筆者の生きてきた人生に原因がある。つまり、最初からそうだったわけではない。地球で生きていくうちに、徐々に身に付いてきた傾向だ。

それもこれも、「注意欠陥・多動性障害」に加えて「熱烈な哲学マニアで精神世界マニア」という、どちらか一方でも日常生活に支障を来たすのに十分な二重苦のハンデを抱えつつ(笑)、よりによって金融・財務・不動産etc.・・・といった現実主義のカタマリみたいな業界の人たちに揉まれ、辛酸をナメてきたおかげだ。前にも書いたけど、会社を辞めてフリーターになり、工場や倉庫で働いてみたり、学習塾で理科の先生をやってみたりしたけど、おカネに困って追い込まれたあげく、結局は元の世界に引き戻された。そこからは、逃れられない運命のようだ。

これでモノの考え方がシリアスにならなかったら、それこそ、どうかしている。むしろ、それでも精神世界マニアでいられていることが稀有だと言うべきだろう(笑)。

実際のところ、学生時代の友人には、心を病んで精神障害者になった人が何人もいるけど、みんな、筆者がいつまでも元気で平然と生きていることに感心する。だが、残念ながら彼らには、精神世界談義が通用しなかった。「宇宙からの転生者」や「地球の次元上昇」の話をしたら、プッと吹き出して「相変わらずだな」と言われた。「俺の人生は大変なのだ。根拠のない希望など、もたらさないでくれ」というわけだ。

でも、一方で、そういう古くからの友人たちは、かつて「数学が0点でも東大に入れる」と言われた、筆者のスーパー文系秀才ぶりを熟知している。歴史や哲学の話なんか始めたら、それこそ徹夜でも平気で語り続けるのを知ってるから、誰もあえて議論しようとはしない。

またまた話が脱線したけど、要するに、「自分もコテコテの精神世界マニアであるにもかかわらず、スピリチュアリストによる主張に対し、『そんなことがあるワケがない』と言って反対することが多い」という奇妙な傾向は、長い時間をかけて、多くのフクザツな要因によって形成されてきた。まったく、申し訳ないとは思う。でも今さら、どうにもならない。

ところが、このたび、初めて(・・・と言っていいだろう)、筆者の語るアセンションやワンダラーの話が、「あやしいスピリチュアル情報に洗脳されている」という趣旨で批判を浴びた。そういう風に言われたことが、なんだかんだ言いつつ、リアルでもネット上でもほとんど記憶になかっただけに、新鮮だった。

そこで、去年の本ブログを見直してみたところ、「今年はいよいよアセンション・イヤーだ」という話をひとしきりやった後、知る人ぞ知るUFO研究者にして「八ヶ岳の聖人」こと葦原瑞穂氏の「黎明」の話を延々とやっていた。それから、しばらく更新が途絶えた後、「月日が過ぎるのが早い。もうすぐ『2012年の冬至』だ」とハイテンションに語りつつ、「宇宙船、天空に満つる日~オイカイワタチ」の話に入っていた。

こうして見ると、知らず知らず、ほとんど常にUFO関係者の話ばかりしていたことに、今さらながら気づいた。

そう言えば、ヒマなとき、「こんなところでUFOが目撃されたぞ!!」というような、YOUTUBEの動画を見ていることも最近はよくある。

なりゆきでそうなったとは言うものの、これはやっぱり、アセンション・イヤーを迎えて、考え方がスピリチュアル化する方向に向かっているということなのかもしれない。そこに向かって一歩、踏み込もうとしているのか。どこに向かっているのかは、本人にも分からない・・・(笑)。