宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

改めて、タイムウェーブ理論

2013年03月17日 | アセンション ~ 地球の次元上昇
 
そもそも、「アセンション」というのは、単なる「スピリチュアル情報を信じるか、信じないか」というような問題ではない。もちろん、そういう面もあるんだけど(笑)、それだけではない。

そこには、レッキとした論理的な根拠があるのである。

もともと最大の根拠なのは、「タイムウェーブ理論」だ。

地球の歴史や、人類の歴史を振り返ってみると、「歴史の進み方が、だんだん早くなっている」ということに気づく。

地球ができて十億年くらいは、混沌としたドロドロな環境だった。それから生物が誕生したけど、それからまた十億年くらいは、生物と呼べるのか、単なるタンパク質なのかも微妙なような、原始的な微生物しかいなかった。やがて、真核生物ができて、多細胞生物が登場。いよいよ生物らしい生物ができて、種類も急激に増えたのが5億年ほど前のこと。ここまで来るのに、地球は40億年を費やしている。

それからオゾン層が出来上がって、サンサンと降り注いでいた紫外線が大幅カットされるようになり、やっとシダ植物や昆虫・両生類が陸上に進出できたのが4億年ほど前。ゆったりと流れていた地球の時間が、このあたりから加速してくる。

やがて陸上は恐竜の天下となった。陸上だけではない。翼竜が空に、魚竜が海に進出して、地球は恐竜の惑星となった。

その恐竜が、6500万年前に絶滅。これは、人間にとっては気の遠くなるほど太古の出来事だけど、45億歳の地球にとっては、つい最近のことだ。地球の歴史を1年に例える「地球史カレンダー」で言えば、なんと12月26日、クリスマスの翌日に当たる。

それから、われわれにとってもオナジミの、鳥や獣たちの世界になる。つまり、地球が鳥獣の惑星になったのは、1年に例えれば年末の4~5日間にすぎない。

人類に至っては、どんなに古くまでさかのぼっても、1年で言えば12月31日、大みそかだけの生物だ。

それから、数万年前に文明が始まり、1万2千年ほど前に農耕文明が始まってからは、文明の歴史が急加速する。5500年ほど前からシュメール文明が出現し、エジプトや中国・インドにも文明が現れ、2500年ほど前には、巨大なペルシア帝国によって世界帝国の時代が始まった。現代人から見れば、実にノンビリした歴史展開だけど、地球の歴史からすればジェットコースター並みの急加速。

それから、15世紀に鉄砲や帆船が登場して大航海時代になり、18~19世紀に産業革命が起きて、20世紀には世界大戦が起きて、現代文明が始まり・・・と、時間は急加速し、日進月歩どころか、秒進分歩の世界になっていく。携帯電話やインターネットは、10年~20年ほどで普及し、世界をガラリと変えてしまった。
 
このような時間の加速ぶりを見れば、この先も、さらに大きな変化が急激に起きてくることが、当然に予想される。

それに加えて現在の状況を見れば、世界的な異常気象に、経済・社会の激変、科学技術の劇的な進歩・・・と、まさに激変が起きている。

「地球が大激変する」というのは、もともと、こういうことを根拠にしているのであって、「イワシの頭も信心」どころか、むしろ、「当たり前のことを述べている」と言っても言い過ぎではない。

重要なのは、こうした生物の進化や、文明の進歩が、「意識の進化」を伴っているということだ。

歴史を観察すれば、昔の地球人類の野蛮さ、凶暴さに度肝を抜かれることの連続だ。最初はコン棒で殴り合っていたのが、だんだん槍で突き刺し合ったり、刀で斬り合ったりするようになり、さらには鉄砲で打ち合ったり、爆弾の雨を降らせ合ったり・・・。時代を経るごとに、徐々に洗練されてはいったのだが。今でも、そういうことはなくなっていないけど、少なくとも日本のような文明国では、遥かにマシになっているのは確実と言ってよい。明らかに、人類の意識は進化してきている。
 
動物も一緒だ。犬や猫といった哺乳類、オウムやインコといった鳥類は、人間と心が通い合うほど意識が進化している。その点、カメとかコイといった両生類や魚類は、飼い主がどんなに愛情を注いだとしても、いつまでたっても水槽や池に入れて眺めることしかできない(笑)。それが、意識の進化というもの。

これを見るに、この先の世界の激変もまた、必ずや地球の生命、とりわけ人類の意識を強く刺激し、何らかの形で「意識の進化」を引き起こすであろう。

もっとも、必ずしも良い方向に変わるとは限らないので、「進化」と言わず、「意識の活性化」と言い換えてもいいだろう。現代人から見れば、大昔の人々の大半は意識が開発されておらず、眠っていたようなものだ。大昔の世界はスピードが遅くて情報量が乏しく、刺激がなかったのだから仕方ない。そんな、まどろんでいた古代人の意識は、近代に入るにつれて、次第に明晰な意識に変わっていった。「意識の活性化」とは、そういうことを指している。
 
というわけで、これが「アセンション」という考え方の基本。だんだん、そこから離れていく一方だけど、元はと言えば、そういう話なのだ・・・ということを、改めて確認しておきたいと思う。
 
もっとも、スピリチュアル界や新興宗教界では、ここに書いたような歴史を否定する人も少なくない。スピリチュアル的には、大勢の生物学や考古学の研究者が物的証拠を積み重ねて明らかにしてきた実証主義的な歴史よりも、「アカシック・レコードを霊視して明らかになった地球の秘史」といったものが、しばしば上位に置かれるからだ。このため、歴史の話をすると、そういう宗派の人たちに怒られることがよくある。まあ、そのあたりが、この世界の難しいところだろう(笑)。

ただ、ここ数十年~数百年の歴史を見ただけでも、「時間の加速」は明らかなので、太古の歴史に関して大幅に異なる見解を持っている人は、そこだけ見てもらえばいいと思う。