ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

考えないようにしても…

2014年02月13日 | えっせー
 あることでウキウキしていた私は、友人からの長い電話で、その気持ちが途端に
暗くなった。それはクラスメートの一人の言動が大変可笑しいと言う内容だったが
実はその人は先日曽我梅林でもあることがあり、私は本当にカッカして、友人達に
「もうほっといたら」などと言ってしまった。
でもその後にクラスメート達は「もしかしたら可笑しいのではないのか」と、噂を
していたが、この何カ月かは、集合場所を間違えたり、ドタキャンしたり、遅刻し
たりをくり返していた。そんな事が再三再四続き、私達の班の当番に二度も重なり
私はあまりの無責任さに、余計に腹が立ったのかも知れない

 その電話を聞きながら、何年か前にモスクワの空港に向かう車の中で、友人の
大学教授が、怒って一言も口をきかなかったことを、突然思い出した。
 その時はロシアのエカテリンブルグで国際心理学会が開かれ、大教授と友人の
大学教授と私と三人で参加した。
「折角ならモスクワで観光しよう」と相談がまとまり、日本を早く出発した。
三人でモスクワを3日間観光した時に、大教授の言動が可笑しいと、友人が怒り
モスクワからエカテリンブルグに行くため、空港に向かっている時、口をきかなく
なった。私が間に立ち困ったことがあった。
 さっきの友人の話を聞いて、その車の中でのシーンを、ありありとまざまざと
思い出したのだ。大教授の異常ンな言動は、後で知ったが、認知症が原因だったのだ。
 私は心理カウンセラーとして、教授と夫の認知症に至る進行状況をつぶさに見たが
多分友人の態度も、認知症の初期症状のように思えてならない。
 

 あまり親しくない上、彼女からは何年間にわたって、悪気ではないのだろうが
かなり厳しいことを何度も言われたこともあった。
 もしもそうだとしたら、気がつかずに他人を大変不快な思いをさせたり、腹立たせた
りするのはお気の毒だが、私から直接忠告することなどできないし…
 大きなお世話と思われても、あるいは怒るかもしれないが、やはりプロとして
早く精神科を受診するようにと、アドバイスした方が親切なのだろうか?
 しかしそれには大変勇気がいるが…他の友人に相談すべきか、気がつくといつも
逡巡していて、気持ちが晴れない。

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