ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

何故老人になれないのかしら?(後) 

2009年10月05日 | Weblog
☆アナクロ的老人なんてお目にかかれない
「いぶし銀のような風格と、品位を併せ持ち、思慮分別があり、酸いも甘いも
噛み分け、視野が広く、どんなことに直面しでもたじろがず、悠然としている」
それがもしも従来の理想の老人像だとしたら?
マスコミなどではとにかく、今までわたしはかってそんな老人に会ったことは
ない。わたしの周りの老人達は「リタイアして、その後の人生を楽しんでいる」
姿がほとんどだが、そんなに泰然自若とはしていないし、枯れているわけではなく
もっとイキイキしていると感じる。
体は確かに老化していても、メンタルな意味では「第二の青春」をしてのではな かろうか。
時代によって人間はどんどん変化するが、まして寿命が伸びている
現代はその過渡期であり、かっての老人像とはまったく違っても、当然なはず。
確か先日のテレビでは、男性は5人に一人、女性は4人に一人が高齢者だと
言っていたが、出生率の低下で、ますます高齢者が増えるのかも……

かの「サミュエル・ウルマン」は「青春とは人生のひと時をさすのではなく
心の持ち方を言います。年齢を重ねたから老いるのではなく、理想や情熱を失う
ことで老いるのです。小さな子供のように、次は何だろうとワクワクする感情や
気力を無くさず、生きるゲームを楽しめることが、青春なのです」と言っている。
 そう捉えると、わたしはまだメンタルな意味では完全な青春時代だ。
わたしの定義でも、サミエル・ウルマンが言うように、年齢とともに、シワや
シミができたり、背中や、腰が曲がったりするが、そんな見た目より、心の老化が
本格的な老人だと思える。多分これからは「自分は年寄りだから」と、ネガティブ
に捉える老人達はだんだん少なくなるだろう。
健康であれば、できるだけいろいろな社会活動に参加し、「若者に迎合することなく
凛として生きられる老人」が、きっと多くなるのではないかと考える。
 また、わたし自身も今までのキャリアを元に、「決して頑張らず、自然体でもう
少しだけステップ・アップしたい」と望んでいるため、楽しい努力を続けている。
 これからは、あまり保守的でなく、わたしのように「イキの良い同士」が
だんだん増えてくることを期待している。



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