追憶の彼方から

　　☆　テレビに出た時の思い出
　昨日のブログを書きながら、わたしは１５年以上前に、テレビ朝日に
出演したことを思い出しました。それは「気分はシャッフル」と言う
朝の番組でしたが、あるお医者さんの紹介で出演することになりました。
　発端はわたしが研究会で発表したテーマでしたが、その先生はテレビ局の
お偉いさんと友人だったためでしょうか、特別待遇を受けたようです。
　ハイヤーでの送り迎えもあり、その日わたしが使った部屋は、あの有名な
久米宏さんが出演するとき、個室として使っていたお部屋でした。
　さらにヘヤーセットやメイクまで付いて驚きましたが、そのときは
インタビュー形式で、３０分番組のうちの１５分間、一人で心や体について
話してから、ヨーガのポーズも実際にいくつかやり、それらの効果について
も説明しましたが、ほとんどあがることなく自分では満足できました。
　　☆　やさしかった塩田先生
　初めてのテレビ出演で緊張し、喉がカラカラになったわたしは、前の番組
のワイドショーの出演が終わった塩田先生から、お水をいただきました。
　あのとき先生は、ニコニコとやさしい笑顔で「初めての時はみんなそう
ですよ」と、おっしゃったことを思い出し、とても懐かしくなりました。
　それから後衛星テレビにも、同文館出版から出た「リラックスで人生が変る」
の著書の紹介のために、やはり１５分ほど一人で出ました。
　また、それからゴールデンタイムに放映されていた、ある有名な番組からも
出演依頼がありましした。最近はわかりませんが、多分その頃は催眠法の
女性のプロが少ないために、わたしに声がかかったのかもしれません。
　内容は心理面の、ことに他者催眠法（実際に他人に催眠を賭ける技法）の
依頼てしたので、ハッキリお断りしました。なぜなら心理療法である催眠法を
どの番組も面白可笑しく、いわゆるやらせ的なショーとして取り上げることが
多いためでした。
　　　　　☆　平凡な主婦の方が幸せ
　周りからは「せっかくのチャンスなのに」と、随分言われましたが・・・・・・
そう言えば第一次のヨーガブームにも、ある作家から「ヨーガをある目的の
体操として紹介したいので、あなたを推薦するから出演しないかと」と、誘われ
たこともありました。そのときにも「ヨーガのイメージダウンになる」のでと
断わりました。わたしは自己顕示欲は強い方ですし、無論仕事は全部大好き
ですが、見た目より家庭的な女です。ですからどんな忙しいときでも、家庭を
大切にしてきました。それに名誉欲も、物欲もほとんどありませんし、毎日
穏やかに過ごすことに、喜びや幸せを感じます。自由にのびのびと過ごせる
今現在の生活がもっとも好きなので、これからもそう生きていくつもりです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　能里子
　※　小旅行のため明日はお休みをさせていただきます。