会場入り口には、3名の都の職員。
専門家会議が、9回も開催され、かつ、毎回質問もしていると、お互い顔見知りになるもので、戸口の職員は、私を認識されたようであった。
入り口には、「東卸組合の経営者への説明会であり、部外者は出席できない」と紙が張り出されている。
前回8/22、都の職員に、どうかご遠慮くださいと言われ、仕方なく撤退。
説明会最終日である8/25の本日も、懲りずに行く自分も自分であるが、仲卸の人から、本日午前、是非来てほしいとご連絡受けたからには、行くだけは行こうと、だめもとで、行ってみた。
区議という立場、水産仲卸の経営者である区民の方も多数いらっしゃるわけで、その経営者に関る重要な説明会であり、私は、説明会に出席する資格を十分備えているという認識でいたが、東京都と見解が異なったようである。
本日、果たして、入場は、許可されず、門前払いであった。別に、中で発言する気はなかった。ただ、傍聴し、説明会の現実を見たかっただけであるが、無理であった。
入り口に立っていて、聞こえてくる仲卸業者のマイク音声の内容は、
*専門家会議の調査の不十分さ(有楽町層の汚染可能性を無視、5街区・6街区の湾岸突端部分の土壌調査がない点、絞り込み調査の結果がひっていない点)
*軟弱地盤である有楽町層への液浄化対策の不備
*シアン、ベンゼンの有害性
*食の安全、安心のためには、リスクゼロでないとダメな点
*かつての現在地再整備が頓挫した理由は、市場内の業者間の調整がうまく行かなかったこととして東京都は原因を帰しているが、真実は、東京都側の都合によって頓挫した点。
*現在地再整備が、十分可能であること
*新市場に関っていて、配置転換を受けた都の職員は、その後、本音を話してくれるということ
これらの、主張や意見がなされていた。
説明会であったが、東京都は、上記質問・意見に十分な回答をできずに、説明会最終日を終了するに至った。
一方、技術会議を公開しないまま、技術会議自体は進行している。
今回、市場内業者、特に仲卸業者への説明は、以前も書いたが、
①都合のよいデータしか出していない点、
②上記にもある*で示したような点への十分な回答が得られなかった点、
③リスクコミュニケーションを取ろうとしていない点、
④技術会議について一切述べていない点、
などなど不備な点が多く、残念ながら説明会の態をなしていないと考えている。
9月には都議会も始まる。
どうか、十分なる議会のチェック機能を果たしていただきたい。