「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

本日8/13、教育委員会 小学校の教科書採択

2008-08-13 17:01:47 | 教育
本日8/13の教育委員会定例会は、
とても大切な審議と決定が、
なされました。

小学校の平成21年度採用の教科書を採択するものです。
中央区の子ども達が、今日決められた教科書で、
一生懸命勉強することになるわけです。
この決定は、責任重大です。

教育委員長司会の下、
その他の4名の教育委員が、
各科目の推薦する発行者と、
推薦理由を述べて、
決められていきました。

以下、採択された発行者とその理由を述べます。
すべての科目で、
4名の委員が推薦する教科書は、
すべて一致していました。

*採択された教科書も、不採択の教科書も、教育センターで、現物を手にしてみることができます。

*本日定例会の前に、教科書選定委員会が開催され、7/29に「答申」が、教育委員会に出されています。この「答申」は、区の情報公開コーナーで見ることができます。(今日の定例会ゆえ、すぐには配置されません。)

国語:光村図書出版
説明的文章が、発達段階にあう
子どもを引き付ける工夫ある
読みやすい
一年生が「あいうえおの歌」より入り、適した導入
表グラフが見やすい
新聞・レポートの書き方が充実
心豊かになる物語教材がある

書写:光村図書
生活に生かすことができる
毛筆で、筆のうごきがわかりやすい
硬筆で、折れ曲がり、結びがわかりやすい
生活と関連していて、興味がわく

社会:東京書籍
分量適切
簡潔、
歴史に日本橋が入っている
学び方コーナーがある
自主的に学習するスキルが身につく
3-4年の上巻で学び方を全体的に把握できる
街の様子が時間の変化をもって、見ることができる
意欲を引き出す
問題解決や学び方を身につけることができる
文字多いが、効果的な学習ができる

地図:帝国書院
色合いがよく、資料も豊富で学びたくなる
「新幹線で行った場合」があり、具体的に捕らえやすい
統計資料豊富
写真多い、
地図の立体感がある
親しみやすい
視角にうったえている
中央区が政治文化の中心としてイメージしやすい


算数:学校図書
児童の思考に合わせた、多様な考え方ができるようになっている
算数の興味をわかせる
無駄ない
読みやすい
基礎的な内容が工夫されている
練習問題で間違えると、フィードバックのページが書かれているので、子どもにとって使いやすい

理科:大日本図書
化学式のよみものがある
写真の拡大図が工夫されている
「まとめよう」がうまく要点をまとめている
植物の栽培が、中央区の実情にあっている
質問が明確で、簡潔
分かりやすい


生活:大日本図書
柔軟な指導計画がたてられる
図工、国語との関連がある
写真が整理され、見やすい
体験型
人とのかかわりの内容豊富


音楽:教育芸術社
児童の発達に応じた工夫がある
時代、民族性を反映した様々な音楽がある
分量適切
楽譜大きく見やすい
写真、イラストみやすい
3年生のリコーダーの部分が丁寧な解説
目標が明確
扱っている音楽のジャンルが広い
系統的学習ができる
発展の内容もある

図画工作:日本文教出版
ふりかえりがある
関心、意欲がわく
単元、テーマ、材料がわかりやすい
身近な題材の設定
見出しが見やすい
全体の印刷きれい、配色すばらしい
写真のバランスよい
造形に興味がわく

家庭:開隆堂出版
写真わかりやすい
写真挿絵が効果的につかわれている
家族の意義、仕事の意義が書かれている
包丁の使い方など安全面に配慮

保健:学習研究社
学ぶ立場に立った構成
意欲を喚起
今日的話題もある
写真資料効果的
交通事故防止も記載されている

以上、小学校の教科書採択の議題、議案51号として話されました。

その他の議題
議案49号:中学校の教科書採択⇒平成20年度と同じもの

議案50号:小中学校特別支援学級の教科書採択

資料①中央区子どもフェスティバル 10/19(日)9:30-14:00
   開会式担当 月島第一小学校

資料②区長への手紙
)5月に公園の不審者 該当小学校では対処したが、教育委員会への報告なし

)テニスコート利用
 子ども同伴は、安全面から×へ

******

 本日は、教科書採択の重要議題とあって、傍聴希望者は、定員10名のところ12名で、2名の方が、抽選ではずれ、傍聴できずに帰りました。

 あくまで想像ですが、傍聴者には、二パターンあったのではないでしょうか。
 一つは、区民の目線から、教科書採択を見たいという人、
 もう一つは、教科書発行者関係者。聞いたわけではないのですが、持っている資料から想像しました。
 教科書発行者を、区民定員の枠に入れるのはいかがなものかと思います。
 発行者代表は、新聞報道関係者とともに、特別枠を設けるべきであり、区民目線から、教科書採択の現場を見たいという人が、傍聴者定員10名にまず、入れられるべきでないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする