引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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2008年<6月>料理教室

2008年06月18日 | 和食はじめの一歩教室

6月は、漬物シーズン。

料理の他にらっきょうを各1kgずつ漬けます。

今年は梅酒も。

作業が多くなりますが、だいじょうぶでしょうか?

鯵の3枚おろしもありますし。

.

<献立>

オクラのかつぶし和え

〆鯵の香味野菜まぶし

手羽肉と新玉ねぎと椎茸の万年煮

新じゃがのすり流し汁

.

さて、どーーなるんでしょうか?

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梅のへた取り中。

もくもく、もくもく・・・静かです。

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2名さま分、できあがり。

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鯵の小骨ぬき中。

あのーー、手前にまな板あるんですけど。

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よく戻ってます、干し椎茸。

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万年煮、そろそろ良さそうです、

どれどれ、

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できました。

手羽先、新玉ねぎ、干し椎茸の持ち味が合わさったいい香り。

皮つき生姜、1片も加えています。

さ、このまま冷ましましょう。

煮物は、冷める間に味をふくんでいきますから。

.

とろーり、とろーり・・・。

なんでしょう。

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皮のままゆでて、だしを加えて、ミキサーにかけて、こして・・・・。

新じゃがならではの、すり流し汁です。

この季節、新物の野菜はすり流しがおいしいので、

いろいろ楽しんでいます。

今日のは、

3個で550gの、久松達央さんの新じゃがです。

だしは、カップ8

調味料は塩と薄口しようゆ。

ポイントは、上質の昆布と削りかつおで、しっかり取っただしです。

だしが薄いと、水っぽくなります。

味に厚みがでません。

野菜の甘味や苦味、風味を活かすには、

だしが勝ってはいけない、

でも、しっかり取っただしでなくては野菜を活かせません。

.

吸い口は、

こういうやさしい味のすり流し汁には、

野菜そのものの生(き)の香りを味わっていただきたいので、

吸い口は使いません。

すり流し汁は和のポタージュ。

バターも不要、たまねぎを炒める必要もありません。

うすめたら、赤ちゃんの離乳食にも向きますね。

.

ま、そんな作業が続くなか、もくもく、もくもく

らっきょうとたたかうKさん。

ありがたいです。

Img_0497

らっきょうが乾きました。

さあ、甘酢を加えていきます。

この漬け方は、いきなり甘酢漬け。

かりかり歯ざわりがたまりません。

塩漬け不要、1ヶ月後から食べられます。

1年経ってもかりかり。

.

同時進行ですから、画面がバラバラ。

仕方ありません。

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〆鯵の香味野菜まぶし。

軽く塩した鯵は、30分おいて、洗って、小骨をぬいて、

バットに生酢(千鳥酢)につけて10分。

香味野菜は、大葉、新しょうが、みょうが、あさつき。

鯵は山口県の萩で獲れたもの。

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いつものように、中骨は骨せんべい。

素揚げして塩をパラパラ。

揚がったら、ちょっとつまみぐいは、いつものこと。

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オクラのかつお節和え。

今回、姫オクラなので、とろろにしないで、このまま和えます。

レモンとしょうゆ、同割で合わせたポン酢をかけて、

ざっくり混ぜあわせ、削りかつおを振りいれます。

こういうときの削りかつおは、調味料として考えています。

口に入ったときに抵抗感がない薄さがポイント。

.

そうそう、今日のごはんは、5分搗き米+緑米入り。

緑米は炊いても緑色。

緑色が混ざったごはん、初夏らしいでしょ?

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さあ、できました!

えーーと、ごはんは左、汁は右・・・っと。

Img_0511

いただきまーす!

おつかれさまでした。

.

*新玉ねぎ、新じゃがいもは、茨城・土浦の久松達央さんからの取り寄せ。

*干し椎茸、削りかつおは、タイコウさんからの取り寄せ。

.

中央のSさんのブログFood&memories、近日UPします。

あわせてごらんくださいませ。

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2 コメント

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6月恒例となった引頭教室・漬物版。ありがとうござ... (yuka)
2008-06-17 22:47:43
6月恒例となった引頭教室・漬物版。ありがとうございました!
今年も旬の素材に無心になって触れて、素材の処理をして、楽しい一時でした。
オクラの新鮮さ、たっぷりとした鯵の香味野菜との絶妙な組み合わせ、万年煮の滋味あふれる美味しさ、すりながし汁(このブログで蚕豆バージョンをみてもワクワクしていたので出汁がたっぷりと効いていて香りもゆたかで感激でした)と、パワーをもらえる食卓でした。
もちろんゴハンも。食べることに一所懸命でしたが、キレイでした!食感も独特で美味しかった。
オクラの鰹節和え、インゲンで翌日トライしてみましたが、好評でした。(一番簡単なメニューでしたね・・・)
あ、うちには、実は梅酒ビンが翌日にあともう一本増えました!これで来年まで安心???
その前にらっきょうの仕上がりを楽しみにします!
返信する
教室の翌日は、即、復習の小川さん。 (引頭佐知)
2008-06-18 10:19:41
教室の翌日は、即、復習の小川さん。
連日ハードな仕事が続いているというのに、ほんとうに感心してしまいます。
おかあさまのための梅酒、2本で足りるのかな。
でも、もう、そろそろ、梅酒用の梅はおわり。
梅干し用になりますね。

今回、漬物2種だけでも、洗って皮を掃除して乾かして、とすごく手がかかったのに「疲れた」のひとことがなかったのが、うれしいことでした。
相当みなさん疲れたはずですが。


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