5月の下旬から6月の中旬くらいの、梅酒用の青梅でつくります。
毎年、1~2回つくりますね。
これね、
つくるのに約1週間、かかります。
ちょっぴり手がかかりますが、
毎日の手間はちょっとですから、
たいしたことではありません。
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梅の爽やかさを味わうには、これがいちばんかと思います。
毎年、その香りに会いたくて、
この時期、八百屋に行くと、
わたしがわたしを、せきたてるのです。
さ、今年もつくらなきゃ、と。
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実は、この梅のシロップ煮は、
このブログの巻頭ページの竹本さんの6月の料理のお菓子でした。
毎年、毎年、何度も何度も、試作して、
あーーでもない、こーーでもないと
何年もかかって、自分なりの味にしたものです。
ですから、レシピは、公開できないですね。
すみません。
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梅の色がきれいだから、ちょっと写真でメモしました。
レシピではありません、念のため。
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まずは、道具作りからはじめます。
割り箸の間に木綿針を差し込み、木綿糸で固定します。
針は、割り箸の両端の側面に
針をあて、木綿糸で巻いて固定してもいいのですが、
たくさん射すうち、ずれてくるので、1本だけにしています。
針打ちのし方にポイントがあり、
針は種に直角に、必ず種にあたるように、射します。
これは、シロップ漬けでも同じことです。
針打ちはこの程度。打ち終えたら水に放します。
きれいでしょう?
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次の写真は、ボウルごと火にかけて、ゆではじめたところです。
ゆであがりまでの変化をごらんください。
もう、ほんの数分なんですけど、
梅の色がどんどん変わり、酸がぬけていくのがわかります。
梅には、クエン酸やシュウ酸数種の酸が含まれていますが、
ゆでたりの作業をすることで、酸が少しずつぬけていくんですね。
酸がすっかりぬけてしまっては、だめなんです。
梅じゃなくなりますから。
そのへんが、料理の醍醐味なんでしょうね。
なんちゃって。
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ま、これくらいしか、お見せできません、
どうぞ、色の変化を・・・・・
そんなのつまんない?
ま、ま、そういわず。
.火にかけて2分くらい。
少しずつ泡の粒が出はじめました。
少し濁ってきたでしょう?酸ですね。
色も変わってきました。
こんな色になるのです。
料理はね、こういう変化を観察するのも面白いのです。