引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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引頭佐知だしとり教室2014年1月25日(土)

2014年02月03日 | いんどうさち だしとり教室

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だしとり教室は、

だしをとるだけではありません。

下は、北海道の地図。

地図を広げて昆布の産地と「浜」を

確認します。海産物の産地について

よくご存知の方はこの地図にピンと

くるものがあるはずです。

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次は、その「浜」で採取した昆布を数種

お見せしたり、

だし昆布4本を、1本、1本、形状、

香りやかたさを確かめていただきます。

その後、味見を。

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さて、テーブルの昆布は、すべて

羅臼昆布です。

最上質の1等検から、浜で拾って

干したものという

廉価品までいろいろ。

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下の昆布は、13年前の羅臼昆布。

「少し水だしして、飲みましょう」

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だいぶ戻りました。

お玉の大きさと比較してみてください。

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さて、台所に移動。

真昆布と伊吹いりこの合わせだし。

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アクをとります。

この写真で「生臭そう・・・」と思われる

方もあるでしょうが、心配ご無用。

甘くて食欲をそそられる香りです。

味見の後は、かならず

「どこで買えますか ?」

数多くの方がファンになられます。

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左の男性は、朝食もごはんと味噌汁

という大の和食好き。

「今春、海外へ転勤するので

和食のだしの取り方を知りたくて」と

申し込まれました。

朝は味噌汁派。

海外で同じだし素材を続けるというのは

無理でしょうから、信頼のできるお店の

「昆布粉」など「粉製品」をお持ちになれ

ばと思います。

かつお節、いりこも然り。

いりこは、自分で粉にしても。

そうそう、

だし素材だけではなく、料理素材は乾

物類が強力助っ人ですね。

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今日の料理は、ひじき、青のりをつかいます。

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このぬめっとした感じも

極く薄く削られた花かつおならでは。

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まるで生きてるようです。

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いりこだけの、いりこだし。

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本枯節と真昆布の一番だし。

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ひじきの煮物

拙著‥だしとり教室P65

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梅雑炊.

拙著・だしとり教室P100

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雑炊は、鍋物などの残りもので

つくるものと、思い込んでる方が

多いようです。

一番だしでつくる雑炊。

わたしは大好きです。

お酒を飲んだあとの、

「ちょっと小腹が空いた」

というときにもうれしいですよ。

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軽いので受験生のお夜食にもね。

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いつものように汁物は

すまし汁と味噌汁。

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昆布といりこの合わせだしは、味噌汁に。

拙著・P48

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昆布と削りかつおの一番だしは

すまし汁に。

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すまし汁の具は、乾物のこと青のり。

吸口は、たっぷりのおろし生姜。

生姜、今日は寒いので、たっぷりです。

P31おぼろ昆布のすまし汁のアレンジ。

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これは、この日の伊吹いりこを

2日間干したもの。

味見用にとってありますが、

ふりかけ、つまみ、他いろいろ

つくれます。だしがらは、どれも

おいしく再利用できます。

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今日は、昨年、急逝された

観音寺市役所伊吹島支所長

岩田和社さんの1周忌です。

伊吹いりこの取材後、本当に

親切にしていただき感謝して

います。

 

コメント
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