引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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引頭佐知日本料理きほん学級2012年12月1日

2012年12月03日 | 和食はじめの一歩教室

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11月~12月は、お正月料理をつくります。

写真は松葉。

お正月の松飾りでおなじみですね。

1年中深い緑色を絶やさないということで

長寿を意味する縁起物のj常緑樹。

いつものお料理にも、ちょっと松葉を使うことで

お正月らしさが増しますよ。

この松葉は、猫かつさんにお願いしてお庭から

一枝折ってきていただきました。

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葉の短い五葉松は、重箱の飾りや仕切りにつかう

のも効果的。お料理がイキイキしますし、且つ深い

緑色に料理がしまります。

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昆布のだしとり中。

蒸気に乗って真昆布特有の甘い香りが・・・

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花かつお。

かすかに燻(いぶ)した香り。

あとくちがすっきり。

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だしがとれました。作業の手を休めて、

熱々を、すぐ、いただきます。

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お正月にもクリスマスにもつかえる豚のしょうゆ煮。

豚バラ肉1kg。

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だしがら昆布をふた替りに。

まだまだ残っている昆布のうま味、

豚肉のうま味のイノシン酸と合わせて

おいしさアップ。

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調味して、干し椎茸とゆで卵を入れてグツグツ

煮るだけ。

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この煮汁は、捨てないで野菜を炊いてくださいね。

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紅白なます。

大根は久松達央さんの。

人参は徳島産の「金時人参」。

今日は、このくらいの量でつくります。

人参の量に気をつけてくださいね。

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ほんの少しでも、こんなに赤が目立ちます。

人参の量には気をつけてくださいね。

赤が多いと、品が悪くなりますので。

でも、クリスマスには、丁度よいでしょう。

昆布はだしがらの再利用。

もちろん、柚子もつかっていますよ。

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きんとん。

さつまいもをゆでています。

まんなかにあるのは、ガーゼに包んだくちなしの実。

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男子だからがんばって!。

クマちゃん奮闘中。

「なんすか、こんなときだけ、男子扱いですか」と

クマちゃん。

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うらごしして。

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栗の甘露煮を混ぜて。

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黒豆。

丹波の黒豆です。

色が紫っぽい?

そうなんです。丹波の黒豆を甘煮したものは、

ぶどう豆とも呼ばれます。

黒豆は、前々日戻して、前日ゆでておいたもの。

蜜をつくって炊きました。

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数の子。

調味液をつくり、

塩ぬきしておいたものを浸しておきます。

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お雑煮。

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盛れました。

手前の生麩は、梅ですよ。

11月は、紅葉麩だったでしょう。

生麩を続けて使って、お見せしました。

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豚肉のしょうゆ煮。

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11月の、鰆の柚庵焼き、小かぶのあちゃら漬け

筑前煮を加えれば、おせちはできあがりです。

コメント (4)
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引頭佐知日本料理きほん学級2012年11月18日

2012年12月03日 | 和食はじめの一歩教室

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=NEWS=

30日、BS朝日10~11時

「エコの作法」をごらんください。

テーマは、和食×生かす

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老舗料亭の和食の粋を掘り下げた内容ですが、

家庭だし、という切り口で、

「いりこだし」のとり方、

いりこだしをつかった料理「大根の油焼き」

「かつおといりこのだしがらでつくった「ふりかけ」

「白菜の即席漬け」を収録、お見せしています。

11月最後のきほん学級です。

いつものように、前日、就寝前にもち米を研ぎ、

ささげをゆでて、ささげとゆで汁を別にし、

ささげのゆで汁に餅米を約8時間・・・つまり

一晩、浸けておきます。

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さて、教室スタートです。

蒸し器の息があがったら、布を敷き、

もち米とささげを入れて蒸していきます。

布(タオルでも)は湿らせておきますよ。

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一番だしをとりましょう。

水は、水を室温にしておいて

昆布を投入するとよいでしょう。

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昆布を引き上げたら、アクをすくいます。

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お味噌汁や煮物をおいしくしたい方、

一度、だしとりをしてみてください。

昆布に含まれているのグルタミン酸と

かつお節に含まれているのイノシン酸が

合わさった相乗効果で、びっくりするほど

(7~8倍)おいしくなります。

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「もう、これだけで、満足できますね」とMさん。

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筑前煮の材料です。

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いためています。

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筑前煮は2枚の大皿に分けて盛ります。

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鰆の柚庵焼き。

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お赤飯。

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今月の汁物のお鍋は、毎回、南部鉄。

熱のあたりがやわらかいので煮崩れしません。

乱切りの里芋、

お豆腐も大振りに切って。

残りものの金時にんじん入れて。

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きのこ、菊菜(春菊の秋季の呼び名)も入れて。

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生姜もたっぷりあしらってね。

ほっこり温まります。

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<生徒さんへ>。

来月は、お正月料理。

昨日は、築地に買出しに行きましたよ。

<祝い肴>の丹波の黒豆、ごまめ、数の子・・・。

丹波の黒豆の新豆は10日過ぎに入荷とか。

明後日から教室なので間に合いません。

ひねの黒豆をゆっくり炊くとしましょう。

ひねだからといって品質が劣るといるわけでは

なく、煮炊きはむしろやりやすいくらいです。

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数の子は、昨日から塩ぬき中です。

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おせち。

きほん学級ですから、

無理なくつくれそうなのからはじめましょう。

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