波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

思いつくままに   「夏の贈り物」

2016-09-01 11:04:34 | Weblog
私は東京の下町の生まれで自称「江戸っ子」を気取っているが、両親は岡山県の生まれで戦後
(昭和20年)の戦後は岡山へ疎開して約10年ほど暮らしている。
しかし何となく田舎の空気になじむ事ができず、その後東京へ舞い戻って40年ほど仕事で暮らしてきた。しかし、岡山は故郷と言う思いもあって知人や友人も出来て頭の片隅にはいつも岡山のことがあり、兄弟(弟がいたし、両親の墓もあって忘れられない、
岡山は日本の地中海沿岸と言われるほど地味も良く、気候も温暖で地震も台風もなく民度も高く文化のレベルも高いと言われるが、そのほかに「桃太郎」の寓話で知られるように名産が多いことで知られている。その中でも「白桃」は独特の味をもち、ある意味日本一の味かもしれない。そのほか、「マスカット」「巨峰」のぶどうも味が良く甘さも強い。瀬戸内海で取れる「鯛」も独特なものがある。また、私も不勉強で知らなかったのだが、「こんにゃく」の名産地でもあり、良質のこんにゃくが全国へ売られている症である。
そんな名産が今年は友人から次から次へと送られてきて、久しぶりに味わう事ができた。
岡山に住んでいたときは戦後の混乱期でたべるのがやっとという貧しさであじわうきかいはなかったのだが、こうして改めて味わってみると見事なものである。
県民性もそれを反映しているのか、かなり計算高く、文化のレベルも高いきがしている。
一つ一つを味わいながら故郷も思い出すとともに両親のことや昔の子供ころを思い出しながら
真心のこもった「夏の贈り物を」今年は味わう事ができた。
「ふるさとは遠くにありて思うもの」と有名な詩人の一節が頭に浮かんだが、当に遠くに感じたひと時であった。