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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

兵庫県知事選 焦点④ ジェンダー平等 県民の尊厳守る金田氏

2021-07-10 07:13:09 | 兵庫県知事選挙(2021年)
兵庫県知事選 焦点④ ジェンダー平等 県民の尊厳守る金田氏
DV被害者の相談と支援活動を続けるNPO「ウィメンズネット・こうべ」代表理事の正井礼子さん(71)は言います。
「『私たちは暴力か貧困しか選べないんですか』と、あるシングルマザーに言われたことが忘れられません」
夫の暴力からやっと逃れても、収入が少なくて家賃が払えず住む家がない、生活が成り立たない例を数多く見てきました。被害女性の住居保障、生活再建支援など、外国と比べ日本の支援制度の遅れも痛感してきました。
いまコロナの影響は大きく、昨年度の電話・メール相談は820件で前年比1・5倍。収入激減で夫が妻や子どもにあたり、被害が出る例が多いといいます。
先月、兵庫県と神戸市に、公的機関に保護されていなければ被害女性が公営住宅に入居できない現状の改善を―と要望書を提出しました。
「県は被害者の支援を強めるとともに、暴力をなくすためにジェンダー平等の教育に力を入れてほしい」



「ジェンダー平等進める県政に」と宣伝する新婦人県本部の人たち=6月26日、神戸市元町

家にもらう「嫁」
姫路市の河上桂子さん(74)は、選択的夫婦別姓制度の実現を強く願っています。
かつて、夫の両親の世話をするために子どもと移住。夫は移住しませんでした。「親が年を取れば、長男の嫁として面倒を見るのは当たり前という雰囲気がありました」
娘の塾の女性教師から「元の姓に変えます。離婚ではありません」との手紙をもらい、ハッと気づきました。夫にとって河上さんはパートナーではなく、「家」にもらった「嫁」だったと。
「娘たちには私のような思いをさせたくない」と、1989年に選択的夫婦別姓を求める運動を始めました。
「女性が一人の人間として生きていける社会にしたい。そのために選択的夫婦別姓が早く実現しますように。だから金田さんを応援したい」

DV被害を防止
憲法県政の会の金田峰生候補は候補者で唯一、ジェンダー平等を掲げ、政策を提示しています。
―女性副知事を登用し、県の女性管理職を早期に30%、2030年までに50%に
―選択的夫婦別姓制度実現を県として促進
―DV・性暴力対策課を新設し、被害防止・支援をすすめ、当事者と支援者を支える
―LGBTQ相談ワンストップ窓口を設置。多様な性の婚姻関係を認める社会をめざし、県パートナーシップ条例の創設
―生理用品の無償配布を推進し、学校、公的施設のトイレに設置
金田候補は「ジェンダー平等、全ての人の尊厳を等しく守る県政に」と訴えます。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2021年7月9日付掲載


かつて、「親が年を取れば、長男の嫁として面倒を見るのは当たり前という雰囲気」
介護保険のある時代では、さすがにないでしょうが…。
「女性が一人の人間として生きていける社会にしたい」
憲法県政の会の金田峰生候補は候補者で唯一、ジェンダー平等を掲げ、政策を提示しています。

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