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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

兵庫県知事選 焦点③ 事業者への支援 コロナで苦境 補償を

2021-07-07 07:09:03 | 兵庫県知事選挙(2021年)
兵庫県知事選 焦点③ 事業者への支援 コロナで苦境 補償を

「阪神・淡路大震災で負った借金をやっと返して、なんとか乗り越えられたと思っていたのに。コロナでやめるのは悔しい」
神戸市兵庫区で喫茶店を経営する鎌田俊雄さん(76)は言います。
昨年4月の緊急事態宣言以降、店を午後6時で閉めるなどコロナで売り上げが激減。持続化給付金と年金をつぎ込んで、なんとか営業を続けています。50周年を迎えた昨年、感謝のイベントをするつもりができませんでした。
「1日4万円の協力金では足りないし、4月分がいまだに支給されていない。支払いに間に合わない。わずかな協力金でも、その日暮らしのわれわれには死活問題です」と言います。
コロナ感染拡大で、飲食店には時短営業が要請されましたが、県の時短営業協力金の支給は、第3期(4月1~24日)で2万件の申請に対し26%(6月25日時点)と大きく遅れています。
中小事業者が感染拡大防止に協力するには、安心して休める十分な補償がどうしても不可欠です。そして、時短要請された飲食業や集客制限を要請されたライブ・イベント業界だけでなく、納入業者、生産者をはじめ関連業者、建設業などあらゆる業種が苦境にあり、コロナの影響を受ける全ての中小事業者に支援が求められています。



コロナ禍の苦境を語る鎌田さん=6月30日、神戸市兵庫区

直接支援を訴え
「憲法が輝く兵庫県政をつくる会」(憲法県政の会)の金田峰生候補は「コロナから県民の命と暮らしを守る」と訴え、▽持続化給付金の再給付を国に強く求める▽協力金の支給を急ぐ▽損失補てんに値する補償を行う―と直接支援を訴えています。
前副知事の金沢和夫候補と前大阪府財政課長の斎藤元彦候補は、「中小事業者支援」を口にしますが、直接支援の具体的な公約はありません。金沢候補にいたっては、「協力金の支給は、他の自治体と比べ比較的早い」(6月19日の討論会)と業者の気持ちを逆なでするような発言までしました。

中小企業元気に
金田候補は、コロナ封じ込めとともに、兵庫県の経済の活性化は中小企業と農林水産業が元気になり、働く人々が豊かになることが重要だとして、▽最低賃金を早期に1000円に引き上げ、1500円をめざす▽正規雇用を増やす中小企業への支援を拡充▽住宅・店舗リフォーム助成制度をつくり地域の仕事を増やす▽農林水産業を基幹産業として活性化ーなど、産業を支え、地域を支え、雇用を守る県政をと訴えています。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2021年7月6日付掲載


1日4万円の協力金では足りないし、4月分がいまだに支給されていない。兵庫県の対応が遅い。
金田候補は、コロナ封じ込めとともに、兵庫県の経済の活性化は中小企業と農林水産業が元気になり、働く人々が豊かになることが重要。
▽正規雇用を増やす中小企業への支援を拡充▽住宅・店舗リフォーム助成制度をつくり地域の仕事を増やす▽農林水産業を基幹産業として活性化を。

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