goo blog サービス終了のお知らせ 

きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

日本を縦横に“深読み” 「地理院地図」を楽しもう

2025-06-09 19:38:00 | 赤旗記事特集
日本を縦横に“深読み” 「地理院地図」を楽しもう
スマホの地図アプリで、目的地までの道のりを調べることが日常になりました。でも、国土地理院の電子化された「地理院地図」を“深読み”すると、地図の楽しみがさらに広がります。地図研究家でフリーライターの今尾恵介さんに、書いてもらいました。

地図研究家・フリーライター
今尾恵介さん

いまお・けいすけ
一般財団法人日本地図センター客員研究員、日本地図学会「地図と地名」専門部会主査。『地図で読む戦争の時代』(白水社)、『地名散歩地図に隠された歴史をたどる』(角川新書)、『遊べる、学べる、役立てる地理院地図の深掘り』(PHP研究所)など著書多数。



※詳しくは拙著『遊べる、学べる、役立てる地理院地図の深掘り』で解説。

「地図」といえば今は紙ではなくて、グーグルなどの地図アプリを指す。多くの人がスマホを持つ時代で、飲食店などの場所を伝える際には欠かせない。紙の地図(主に地形図)を友として約半世紀の私でさえ、パソコンやスマホで地図を見る機会が圧倒的に増えた。

紙にない機能が
ただし私がもっとも愛用しているのは、それら民間の地図アプリより、国土交通省の国土地理院が提供する「地理院地図」である。簡単に言えば地形図を電子化したものだが、紙にはない多くの機奮能が満載だ。



標準地図。何も指定しなければこれが表示される


「自分で作る色別標高図」(グラデーション)で表現したもの


「地形分類図」を表示。台地や低地の区別が色分けされる

まずは「地理院地図」と検索してほしい。ダウンロードなどは不要で、いきなり日本地図が出てくる。上の検索窓に地名を入れれば、「北方領土」から沖縄県の与那国島までどこへでも飛んでいくし、小中学校や役場などでも検索が可能だ。
特に指定しなければ「標準地図」が表示されるが、図の読み方は基本的に紙の地形図と同じ。多種多様なモードをここで全部はとても紹介しきれないが、興味深いものを挙げてみよう。
まずは「色別標高図」。これは土地の高さによって青-緑-黄色-赤と色分けするもので、左上の「地図」をクリックして出てくるトップ画面(写真上参照)から「標高・土地の凹凸→自分で作る色別標高図」と進む。「自分で作る色別標高図」なら、さらに狭いエリアの細かい高低差が驚くほどはっきりわかる。
次に「地形分類図」。これは「トップ→土地の成り立ち・土地利用→地形分類(ベクトルタイル提供実験)」で「自然地形」を選ぶ。
土地が色分けされた表示で、例えばオレンジは台地、薄茶色が山地、黄緑が平野(氾濫平野・海岸平野)など。それぞれの色をクリックすればその地形の「自然災害リスク」が表示されるので、住む場所を選ぶ時には力強い味方となる。
同じ地形分類の「人工地形」にすれば盛り土や切り土などの別が示され、大きな地震や津波な・どの災害時にどのような一リスクがあり得るかが想~定できるので、これも併"せて使ってみたい。
ついでながら「自然災旧害伝承碑」も、特筆に値Lする。これは「トップ→災害伝承・避難場所→自然災害伝承碑」でたどり着く。例えば、大阪府寝屋川市に示されたこれをクリックすれば、1934年の「室戸台風遭難学童慰霊碑」の写真が表示される。さらに画像をクリックすれば、小学校の校舎が強風で倒壊して、児童13人が亡くなったことなどを教えてくれる。

お勧め災害関連
災害の関連では「近年の災害」もある。被害の大きかった地震、台風、火山災害などの際に作成された各種の地図情報、たとえば豪雨の浸水区域や斜面崩壊地といった、貴重かつ具体的な生の記録が表示されるので、お勧めだ。
地図の種類では「写真を選べば、最新の空中写真を表示させられる。「トップ→年代別の写真」で年代を選べば、主に敗戦直後から最近までが見られるので、大々的に宅地開発された地域を写真でたどることができる。戦後の沖縄で、現在よりずっと多かった米軍住宅が一等地(たとえば現在の那覇市おもろまち)を占めていた状況なども、生々しい。
世の中に「フェイクニュース」がはびこる昨今、そんなものに振り回されないためにも、国民の財産としての地図・地理情報を存分に活用する道具として、地理院地図を多くの人に活用していただきたい。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2025年6月3日付掲載


紙にない機能が
ただし私がもっとも愛用しているのは、それら民間の地図アプリより、国土交通省の国土地理院が提供する「地理院地図」である。簡単に言えば地形図を電子化したものだが、紙にはない多くの機奮能が満載だ。
まずは「地理院地図」。
次は、「色別標高図」。これは土地の高さによって青-緑-黄色-赤と色分けするもの。
「地形分類図」。これは「トップ→土地の成り立ち・土地利用→地形分類(ベクトルタイル提供実験)」で「自然地形」を選ぶ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「しんぶん赤旗」に「報道の自由」賞 授賞理由 権力監視で重要な役割

2025-06-01 17:31:07 | 赤旗記事特集
「しんぶん赤旗」に「報道の自由」賞 授賞理由 権力監視で重要な役割
日本外国特派員協会「報道の自由賞・日本賞」の授賞理由は次の通りです。

日本共産党が運営する「しんぶん赤旗」は自民党の不正な政治資金スキャンダル、特に党内派閥内でのキックバックの摘発できわめて重要な役割を果たした。彼らの報道は後に主要メディアも追随し、日本の一政治体制を揺るがした。間違いなく、一人の首相が失脚し、昨年10月の衆院選挙での連立与党が過半数を失うことにつながった。
最大のスクープは、選挙期間中に自民党本部がスキャンダルを起こした無所属候補に2000万円を流していたことを明らかにしたことだ。
「赤旗」は党系出版社としてみなされているにもかかわらず、権力者を追及するジャーナリストとしての誠実さを示してきた。日本の主要メディアは独占的な記者クラブのアクセスと自己検閲の傾向への依存もあって、与党に積極的に異議を唱えることを長い間ためらってきた。
かれらの活動は、民主主義における独立したウオッチドッグ・ジャーナリズムの重要な役割を証明するものであり、報道の自由委員会は、「しんぶん赤旗」が25年の日本部門の最優秀賞にふさわしいと考えている。


衝撃スクープ なぜ「赤旗」が
小木曽局長のスピーチ


日本外国特派員協会「報道の自由」賞を受けての小木曽陽司赤旗編集局長のスピーチは次の通りです。

「しんぶん赤旗」を、日本外国特派員協会の2025年「報道の自由賞」に選んでいただき、大変光栄です。心から感謝いたします。
裏金問題の端緒となったのは、2022年11月の「しんぶん赤旗」日曜版のスクープです。自民党の5派閥が政治資金を集めるために開いた政治資金パーティーでの多額の収入を、政治資金収支報告書に記載していなかったことを告発したものです。
これがやがて裏金事件として自民党をゆるがし、岸田文雄首相の退陣までつながっていきます。当時はやった川柳に、「赤旗がなけりゃ裏金裏のまま」がありますが、まさに裏金を表に引っ張り出した歴史的スクープでした。



自民裏金非公認候補に2000万円提供のスクープ記事を報じた「しんぶん赤旗」(2024年10月23日付)


自民派閥のパーティー収入不記載をスクープした「しんぶん赤旗」日曜版(2022年11月6日号)

一方、「最大のスクープ」と評されたのは、昨年の衆院選挙期間中の「赤旗」日刊紙の特報です。自民党本部が裏金問題で非公認にした無所属候補に税金を原資とした政党助成金2000万円を流していたことを暴露しました。裏金議員「非公認」のポーズをとりながら、資金はちゃっかり出していた、これでは裏金議員の裏公認ではないかと、国民の激しい怒りを買い、与党過半数割れという衝撃的な結果をもたらしました。
こうして、「赤旗」日刊紙、日曜版の連係プレーは、日本の政治体制を揺るがし、新しい政治局面を開きました。このなかで私たちが注目していることは、企業・団体献金の禁止という問題を政治の焦点に押し上げたことです。
もう一つ、お話ししたいのは、衝撃スクープは、なぜ主要メディアではなく、政党機関紙の「赤旗」なのかという問題です。
実際、今回の裏金問題に限らず、安倍政権のときの「桜を見る会」スクープにしても、菅政権の学術会議会員の任命拒否問題にしても、自公政権を直撃し、首相退陣のきっかけをつくったのは、いずれも「赤旗」報道でした。
いずれも、だれもが入手可能な公開情報にもとつくスクープでしたが、大手メディアにはそれができませんでした。授賞理由は日本の主要メディアが、与党に積極的に異議を唱えることを長い間ためらってきたことを指摘しています。それこそ日本の「報道の自由度」ランキングを押し下げている要因ではないでしょうか。
それにたいして「赤旗」は、どんなタブーもなく、権力に対する遠慮や気兼ねもありません。日米同盟絶対、財界・大企業中心という「政治のゆがみ」に正面から切り込む立場をもっています。そして、そういう問題意識を共有し、こつこつと地道な取材を続ける記者たちの努力があります。私たちの権力監視のスクープはこうして再生産されています。日本共産党の機関紙だからこそできるものだと確信しています。
このような「しんぶん赤旗」を、「報道の自由賞」という栄えある賞に選んでいただいた決断に敬意を表し、今後とも、権刀監視と真実の報道というジャーナリズム本来の役割を果たすべく力を尽くす決意を表明します。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2025年5月31日付掲載


もう一つ、お話ししたいのは、衝撃スクープは、なぜ主要メディアではなく、政党機関紙の「赤旗」なのかという問題です。
実際、今回の裏金問題に限らず、安倍政権のときの「桜を見る会」スクープにしても、菅政権の学術会議会員の任命拒否問題にしても、自公政権を直撃し、首相退陣のきっかけをつくったのは、いずれも「赤旗」報道でした。
それにたいして「赤旗」は、どんなタブーもなく、権力に対する遠慮や気兼ねもありません。日米同盟絶対、財界・大企業中心という「政治のゆがみ」に正面から切り込む立場をもっています。そして、そういう問題意識を共有し、こつこつと地道な取材を続ける記者たちの努力があります。私たちの権力監視のスクープはこうして再生産されています。日本共産党の機関紙だからこそできるものだと確信しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「しんぶん赤旗」 ここが推し ⑥ 学術・文化部 幅広い人 多彩に登場

2024-08-11 07:09:24 | 赤旗記事特集
「しんぶん赤旗」 ここが推し ⑥ 学術・文化部 幅広い人 多彩に登場

学問・文化の幅広い話題を届ける努力を日々続けています。力を入れているのは、学問研究をはじめ、映画、演劇、文学、美術、写真、音楽、古典芸能など各界の一線で活躍する人たちが登場する企画。7月29日付は、90歳でなお意気軒高の俳優・草笛光子さんが戦争体験や健康の秘訣(ひけつ)を披露。「会いたくて」は、俳優の音無美紀子さん、歌人の穂村弘さん、作家・クリエーターのいとうせいこうさん、日本画家の内田あぐりさん、古典エッセイストの大塚ひかりさん、作家・漫画家の小林エリカさんら多彩な分野の人たちが登場し、仕事や作品への思いを語りました。読者から「楽しみ」「勇気をもらった」など好評です。


多彩な人が登場する学問文化のページ。7月29日付(左)には俳優・草笛光子さん、5月20日付には作家・クリエーターのいとうせいこうさん

8月から書評家・杉江松恋さんがゲストの推薦する本を語り尽くす新企画「本はあなたを待ってます」がスタート(年4回)。第1回は俳優・作家の中江有里さんです。
俳優・常盤責子さんのエッセー「夜の散歩道」(年4回)も入気。武田砂鉄さんの月1回コラム「いかがなものか プラス」は、政治・社会問題にビシッと鋭く切り込み、「全く同感。欠かさず読んでいます」などの声が寄せられています。
NHKラジオ深夜便で人気の文学紹介者・頭木弘樹さんによる「ほのあかり文学館」は月1回掲載に。「金曜名作館」では没後50年となる、いわさきちひろを特集します。
月1回の写真連載「平和継承アジア・太平洋の戦争遺跡」は戦後80年に向け、さらにバージョンアップします。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2024年7月31日付掲載


力を入れているのは、学問研究をはじめ、映画、演劇、文学、美術、写真、音楽、古典芸能など各界の一線で活躍する人たちが登場する企画。7月29日付は、90歳でなお意気軒高の俳優・草笛光子さんが戦争体験や健康の秘訣(ひけつ)を披露。「会いたくて」は、俳優の音無美紀子さん、歌人の穂村弘さん、作家・クリエーターのいとうせいこうさん、日本画家の内田あぐりさん、古典エッセイストの大塚ひかりさん、作家・漫画家の小林エリカさんら多彩な分野の人たちが登場し、仕事や作品への思いを語りました。読者から「楽しみ」「勇気をもらった」など好評。
月1回の写真連載「平和継承アジア・太平洋の戦争遺跡」は戦後80年に向け、さらにバージョンアップ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「しんぶん赤旗」 ここが推し ⑤ 特報チーム・社会保障の改悪を告発 テレビ・ラジョオ部・「誰のための放送?」問う

2024-08-10 07:25:45 | 赤旗記事特集
「しんぶん赤旗」 ここが推し ⑤ 特報チーム・社会保障の改悪を告発 テレビ・ラジョオ部・「誰のための放送?」問う

特報チームは、大型企画「とくほう・特報」、ロングインタビュー「焦点・論点」などで、自民党政権による社会保障改悪を告発し、ジェンダー平等社会を求める人々のたたかいを報じてきました。
岸田政権は4月の介護報酬改定で、人手不足が極めて深刻な訪問介護の基本報酬を引き下げました。特報チームは厚生労働省が引き下げの根拠とした調査の詳細データを入手。「約4割の訪問介護事業所が赤字」とスクープし、「朝日」や「共同」が後追いしました。
一貫して介護保険改悪の告発を続けており、介護問題に詳しい著名な社会学者は、5月のネット番組で「赤旗」記事を紹介し、「介護保険の改悪を一貫してブレずに追ってくれているのは『赤旗』さんぐらいです」とのべました。



5月3日付1面で訪問介護報酬引き下げの現場の実態を報じた「とくほう・特報」

「闘いは続きます。なおの伴走をお願いします」。性的マイノリティーの権利保障にとりくむ方からの「しんぶん赤旗」への期待の声です。性別変更の手術要件は違憲とする最高裁決定など、憲法にのっとり、当事者の権利を認める画期的な司法判断が相次いでいます。当事者を励ます報道に努力しています。
選択的夫婦別姓をめぐっては経団連も政府に要請を行い、自民党の孤立が浮き彫りになっています。3次にわたる別姓訴訟を系統的に追い、「同姓・別姓どちらも選べる」制度をつくる世論を広げています。「家族の一体感」を口実に夫婦同姓を押し付ける自民党政治に抗議の声をあげる人々に寄り添う報道をしています。

最近のテレビ、おかしいと思いませんか?読者の方からも「暑さ情報と洪水情報、それに大谷選手と、何かどの局も同じようです。もちろん大切な情報には違いありませんが、気候危機に掘り下げたもの、生活の苦しさなど、いろんなものも取り上げてほしい。裏金議員は忘れてくれてありがとうと思っているでしょう」(北海道北見市・石暗恒芳さん、72歳)という声が寄せられました。
第2次安倍政権以降、政権に忖度(そんたく)し、権力監視というメディア本来の役割はどこへいったのか、と考えさせられることが目立っています。
こうしたテレビの現状、あり方について、コラム「レーダー」などで率直に批判するとともに、「放送が民主主義の健全な発達に資する」(放送法)という立場で、権力との距離、放送現場の問題などを取材しています。



放送は誰のためにあるのか。メディアのあり方を問う記事

一方、国民目線で、市民の運動に寄り添う姿勢を貫いています。たとえば、「正確で偏りない報道を」との思いで立ち上げられた市民団体「テレビ輝け!市民ネットワーク」(共同代表=田中優子前法政大学総長、前川喜平元文部科学事務次官)が注目されています。テレビ朝日ホールディングスの株式を約4万株取得して株主提案したという報道には、この運動に参加したいという反響がありました。
この夏も、NHKや民放で戦争と平和を考える番組が多数放送されます。シリーズ「戦後79年の夏に」で、番組制作に込めた放送人の思いを紹介します。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2024年7月30日付掲載


特報チームは、大型企画「とくほう・特報」、ロングインタビュー「焦点・論点」などで、自民党政権による社会保障改悪を告発し、ジェンダー平等社会を求める人々のたたかいを報じる。
一貫して介護保険改悪の告発を続けており、介護問題に詳しい著名な社会学者は、5月のネット番組で「赤旗」記事を紹介し、「介護保険の改悪を一貫してブレずに追ってくれているのは『赤旗』さんぐらいです」と。
国民目線で、市民の運動に寄り添う姿勢を貫いています。たとえば、「正確で偏りない報道を」との思いで立ち上げられた市民団体「テレビ輝け!市民ネットワーク」(共同代表=田中優子前法政大学総長、前川喜平元文部科学事務次官)が注目。テレビ朝日ホールディングスの株式を約4万株取得して株主提案したという報道には、この運動に参加したいという反響が。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「しんぶん赤旗」 ここが推し④ 党活動部・未来開く苦闘・誇り描く 関西総局・万博の危険を徹底追及

2024-08-09 09:05:19 | 赤旗記事特集
「しんぶん赤旗」 ここが推し④ 党活動部・未来開く苦闘・誇り描く 関西総局・万博の危険を徹底追及

「運ぶのはただの紙ではない」。「赤旗」のトラック輸送をしている労働者の声です。
“雨の日も雪の日も”深夜に「赤旗」を積み込み、各地の赤旗出張所に届けます。「赤旗」がなければ「桜を見る会」も裏金事件も国民に伝わらなかった―そんな思いを込めた言葉です。新コーナー「私もチーム『赤旗』」(13日付)に掲載されました。
同コーナーは、さまざまな分野で「赤旗」を支える人たちを紹介。「絶対必要な新聞」と読者を増やす無所属の地方議員、「最近の政治ひどすぎる」と購読を申し込んだ会社員、政治を変えたいと日刊紙の早朝配達に参加した青年党員らが登場。多彩な人たちを取材中。




若い世代が資本主義の限界を肌身で感じています。労働時間の抜本的短縮によって「人間の自由で全面的な発展」が可能となる未来社会をめざす日本共産党綱領。長時間労働の飲食業で働く青年は「奪われていたのはお金だけでなく自由な時間だった。自由な時間を取り戻すためにたたかわなければ」―入党の強い動機になりました。旧ソ連や中国とはイメージがまったく違う“共産主義と自由”の姿を紙面で追います。
末期的な自民党政治を終わらせ、国民への責任を果たす―共産党は中央と党機関、支部・グループが互いに学びあい前途をひらく「双方向・循環型」の活動を発展させ、つよく大きな党をと活動しています。中央の手紙のよびかけに応えた支部の返事に記された苦闘と誇り、「草の根の底力」(返事)を伝えます。

岸田政権と大阪の維新府・市政がすすめる大阪・関西万博について、メタンガス爆発で国民のいのちが危険にさらされる問題を追及し、中止を求める世論を広げてきました。
3月28日のガス爆発事故について、博覧会協会が「床が破損」としか発表せず、多くのメディアが1段見出しにとどめたのに対し、「赤旗」は「ガス爆発」と3段で報じ、同31日に会場のガス抜き管の独自写真を付け「危険な会場、直ちに中止を」と強調。
多くのメディアが「パビリオン区域は大丈夫」という協会発表を検証もなく流すなかで、パビリオン区域でガス発生の事実を示し警鐘を鳴らしたのも「赤旗」だけでした。



万博の危険性を連続報道する本紙記事

その後も多くのメディアが沈黙するなか「赤旗」は「どこでも爆発の危険」(4月3日)、「子ども動員は『無謀』『危険』」(同9日)、「万博会場ガス急増昨夏1日2トン」(5月25日)と連打。これを週刊誌などが後追いしSNSでも注目を集めるなかで、大手メディアが本格的に取り上げたのは事故1カ月以上後の5月中旬。爆発事故の全容も「赤旗」が報じて協会が公表、それを各メディアが報じました。
「赤旗」はその後も5回連載「関西財界と万博カジノ―その狙い」(6月8日から)などで無謀な万博強行の背景に、カジノのためのインフラ整備と万博に乗じた大型開発・規制緩和のねらいがあることを明らかにし、「万博より暮らし・営業、被災地支援を」の多くの国民の声を代弁するメディアとなっています。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2024年7月29日付掲載


「運ぶのはただの紙ではない」。「赤旗」のトラック輸送をしている労働者の声。
“雨の日も雪の日も”深夜に「赤旗」を積み込み、各地の赤旗出張所に届けます。「赤旗」がなければ「桜を見る会」も裏金事件も国民に伝わらなかった―そんな思いを込めた言葉です。
3月28日のガス爆発事故について、博覧会協会が「床が破損」としか発表せず、多くのメディアが1段見出しにとどめたのに対し、「赤旗」は「ガス爆発」と3段で報じ、同31日に会場のガス抜き管の独自写真を付け「危険な会場、直ちに中止を」と強調。
多くのメディアが「パビリオン区域は大丈夫」という協会発表を検証もなく流すなかで、パビリオン区域でガス発生の事実を示し警鐘を鳴らしたのも「赤旗」だけ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする