ファニー・アルダンの朗読するマルグリット・デユラス原作の
「死の病」をアマゾンで購入。実はアルダンの同名の一人芝居も
見に行ったことがあるのだが、改めて朗読で聞くとすばらしい。
あなたは彼女に見覚えがないはずだ。
でも同時に彼女をあちこちで見かけているはず。
ホテルで、通りで、電車で、バーで、本の中、
映画の中、あなた自身の中、あなたの中、あんたの中に、、、
という冒頭で始まるこの話は、一人の孤独な男が
町で見つけた売春婦を、期限付きで、夜の間だけ買う筋が展開される。
夜の部屋と、そこから見える孤独と同じくらい深い暗い海とが
絶望的な二人の会話の間に挿入される。
これぞフランス文学の醍醐味、という感じですばらしいのだ。
とそれはさておき、電車の中でピーター・バークの本を読んでいたら
「お国根性」(esprit de clocher)という単語が出てきた。
直訳すると、「教会の鐘の精神」ということになる。フランスの
小さな村には必ずコミュニティのシンボルである教会とその教会の鐘が
存在しているが、象徴的なその鐘をいつも思っている精神、
転じてある場所や、ある人間関係にばかり執着するような性質のことを
指すようになったという。だからお国根性なんだが。、
「死の病」をアマゾンで購入。実はアルダンの同名の一人芝居も
見に行ったことがあるのだが、改めて朗読で聞くとすばらしい。
あなたは彼女に見覚えがないはずだ。
でも同時に彼女をあちこちで見かけているはず。
ホテルで、通りで、電車で、バーで、本の中、
映画の中、あなた自身の中、あなたの中、あんたの中に、、、
という冒頭で始まるこの話は、一人の孤独な男が
町で見つけた売春婦を、期限付きで、夜の間だけ買う筋が展開される。
夜の部屋と、そこから見える孤独と同じくらい深い暗い海とが
絶望的な二人の会話の間に挿入される。
これぞフランス文学の醍醐味、という感じですばらしいのだ。
とそれはさておき、電車の中でピーター・バークの本を読んでいたら
「お国根性」(esprit de clocher)という単語が出てきた。
直訳すると、「教会の鐘の精神」ということになる。フランスの
小さな村には必ずコミュニティのシンボルである教会とその教会の鐘が
存在しているが、象徴的なその鐘をいつも思っている精神、
転じてある場所や、ある人間関係にばかり執着するような性質のことを
指すようになったという。だからお国根性なんだが。、
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます