日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

思うところあって

2013-07-07 23:08:33 | 自分について
実は思うところあって、先週末福岡に帰ってみた。
フランスから金曜に飛行機に乗り、名古屋で乗り換えて土曜の正午に
博多に到着。そして土曜の午後、日曜と福岡で過ごして、月曜の
早朝に福岡空港を出て、名古屋で乗り換えて月曜の夕方には
パリに戻る、なんか二泊4日の慌しい帰国だった。

慌しすぎて、時差ぼけになる暇もない。フランスに戻ってきて
1日だけなんだか頭が重かったが、そのあとは普通に体のリズムが戻った。
恐ろしい回復力。

先月はパリの街中のデモを見たり、上記のように福岡に帰って
親と話したり、いろんなものを見たりしたのだが、はっと思い出したことがある。
僕は大学生から20台前半までいつも自分が、世間知らずなんじゃないか、
甘ちゃんじゃないか、という強迫観念がいつもあり、それがコンプレックスだった。
世の中にはもっと苦労している人がいて、そんな人と比べると自分の
苦労なんて、苦労のうちに入らないんじゃないか、なんてことだ。
でも就職して、東京に行って、僕なんかよりもぜんぜん苦労していない人たち
をたくさんみた。それは精神的なものというよりは、経済的な苦労のことなんだが。

でそのうち、そんなことなんかいつの間にか考えなくなった。
苦労しているとかしていないとか、世間を知っているとか世間知らずとか
どうでもよくなってしまったのだ。そもそも世間を知っていると思っていた人が
実は世間のことを知らなかったり、聡明だと思っていた人に失望したりとか
そういう経験をしていくうちに、なんかどうでもよくなってきたのだ。

じゃあ、人生には何が大切なんだろうか。どんな
生活信条を持てばいいんだろうか。

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