日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

12の旅と遊佐未森

2009-02-15 23:42:28 | アート
世田谷美術館で開催中の「12の旅」展を見に行った。
実は、今年、「旅」をテーマとした企画の仕事をしようと思っていて
その割りになにも構想が進んでないんだけど、
展覧会のポスターが会社に張られてるのをみて、そのタイトルと
ポスターの絵柄(ターナー)に引かれて
砧公園まで足を運んだ。ターナーの風景画って
大好きなんだよね、暖かくて、光が繊細で。

でも展覧会はターナーだけでなく、19世紀から今日に至るまで
いかにイギリス人が「風景」というものを旅の中で発見し、それを
描くことをアートにしていったのか、が非常に分かりやすく紹介されていた。
そしてヘンリームーアのような大御所の作品から、
ボイル一家の地球の表面を再現するような作品(山肌とか
コンクリートの地面とか、本当に地球上のある地点の場所を
アート作品として精密に再現するのだ)、日本民藝館で見て以来
気になっていたバーナードリーチの陶芸作品、変形した額の中で
かつての懐かしい景色をビビッドな色彩で再現させるアンソニー・グリーン
など、本当に何度も何度も発見のある、すばらしい展覧会だった。

でも「旅」が何であるか考えるには、まず自分が旅をしなくちゃな。
しかもせこい出張じゃなく、思いのままの自由な旅行だよな。

夕方から草月会館で行われた遊佐未森のコンサートへ。
懐かしい、変わらない遊佐さんだった。
写真は、コンサート後、通りを地下鉄の駅に向かって急ぐ人々。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿