日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

マルセイユ訛り、日本人訛り

2005-04-07 07:03:30 | Weblog
辞職して故郷のマルセイユに戻った
元同僚から1年ぶりぐらいに、職場に
電話がかかってきた。何気なく話しているうちに、
気がついた。「こいつ、訛ってるよ!」
一緒にパリで働いているときは気づかなかった
なんだが、今話すと、明らかに
パリのフランス人と発音が違う。
僕の耳が発達したんだろうか?
とくに、数字の「40」を言うとき、全然発音が違う。

その後、友人の家に遊びに行く。
地下鉄に乗っていると、1人の若者が
乗ってきた。普通の男の子なんだが、
よく見ると顔に、文字を書いてある。
よく見分けられないんだが、何かが
迷惑なんだ、とかそういう文章。
ユニークな若者だ。

友人の家で、パスティスなどもらい
ほろよい加減で話していていたのだが、
そのうち、ちょっと朦朧とした頭で
気がつく。「俺のフランス語訛ってるよ!」
訛っていると分かって、正しく
発音できない外国人のつらさ。

そのあとまたメトロに乗って家路を
辿るとき、猫背の1人の若者が
乗ってきた。今度は懐から、
大きなシールを取り出して、
車両の入り口ドアに張っている。
シールには「広告機構」とかよく
分からない文字が書かれている。

一瞬、壁新聞なんか作って
あちこちにべたべた貼っていた
大学生の頃の自分を思い出した。
自己防衛的で内省的な人間だったもんな。
今もあんまり変わらないけど。

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