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日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

ストックホルムは晴れていた(5)

2007-02-17 06:27:15 | 海外(フランス、スペイン以外)
ガムラスタンの地下鉄の駅を降りて、街角を歩き始める。

ビリエール・ヤールスが1252年に城砦を築き、ストックホルムの
起源となったスタッスホルメン島にある、ガムラスタンと呼ばれる。
ここには宮殿や教会など古い建物が残り、中世の情緒が漂っている。
(ここだけ昭文社の『個人旅行』北欧編)

街は凍えるほど冷たい。零下3度の世界。中世の街角を
観光客があちこちを闊歩している。どんどん街の奥に向かって歩く。

ストックホルムは晴れていた(3)

2007-02-15 07:21:40 | 海外(フランス、スペイン以外)
ホテルを抜け出して、最寄の駅から地下鉄に乗り
街の中心部、旧市街(ガムラスタン)と呼ばれる地区まで行く。
ガムラスタン、という名前は東京にいた頃から知っていた。
吉祥寺にあるおいしい北欧料理のレストランがこの名前だったのだ。
井の頭公園のすぐ近くにあって、おいしいパンを出す店だったけど、
まだあるんでしょうか?

ガムラスタンの地下鉄駅を降りるとそこには絵に書いたような
夜景が広がっていた。写真の向こうに見えるのは
ソーデルマルム地区。ストックホルムのSOHOと呼ばれているらしい。

ストックホルムは晴れていた(2)

2007-02-13 06:18:31 | 海外(フランス、スペイン以外)
中央駅から市街地に出ると、北欧の都会らしい
清潔な街並みが広がっていた。風が切れるように冷たい。
見ると気温はマイナス3度。雪は積もっていない。聞くと
今年は暖冬で雪はないらしい。

街を歩く。セブンイレブンやバーガーキングと言った
世界のどこにでもあるようなチェーンの店があちこちに並んでいる。
街に慣れるため、ホテルまでは徒歩で行くことにした。
徒歩と言っても地図上だと駅から2キロぐらい離れている。
道は碁盤の目のように規則正しく並んでいる。フランスのように
放射状になっていて一つ通りを間違って進むと全然違う方向に
たどり着いてしまうことなどない。

写真は街角でふと見上げたホテル近くの聖堂。

メルゲーズとジャマル・エル・フナ広場

2007-02-06 07:18:08 | 海外(フランス、スペイン以外)
なんか真面目なこと連日書いたのでここらで一休み。
つーか、真面目というよりも翻訳載せただけだが。
今日無性にメルゲーズ(すごい辛いソーセージ、クスクスに
必ずついてくる)が食いたくなり、スーパーで買ってきて
家で一人でメルゲーズいためていたのだが、突然思い出した。

自分、モロッコに昔メルゲーズ食べに行ったんだ!

というかそれだけが目的だったわけじゃないが、
21歳ぐらいの頃、フランスに語学留学していたとき
電車に乗ってフランスからアルヘシラスまで2日ぐらい
かけていき(もちろん、食堂車なんかあるような列車じゃなくて
ひどい夜行列車。水とポテトチップスしか食わなかったぜ・・・)
そのあとフェリーでジブラルタル海峡を渡り、そのあと
タンジールからバスに乗ってマラケッシュに行ったのだ。

文章にすると3行ぐらいで終わってしまうが(笑)。
3000キロぐらい移動してます。多分・・・。
出発したノルマンディーとマラケッシュじゃ季節が違ったし。
このあといつフランスに来れるか分からないし、絶対
アフリカ大陸に行かなければならない、というなんか
突き動かされたような気持ちでモロッコまで行ったのだ。
で、一人でマラケッシュの中心に位置するジャマル・エル・フナ広場
にずんずん行き、広場に面したレストランで一人で
メルゲーズ食ってたっけ。変なやつ、自分。

街を囲む土色の城壁のそばを歩き回ったり、
ラクダが休んでいる街はずれの野原に座り込んだり、
同じ安ホテルに泊まっているフランス人に話しかけたり、
一人でレストランに行き、「よく一人で旅行して寂しくないわね」
とウェイトレスの人に優しい言葉をかけてもらったり、と
楽しかったなあ。
どうして歳をとるとオープンじゃなくなって自己防衛的になるんだろうか。


北の星、ヘルシンキ(13)

2006-11-24 15:48:00 | 海外(フランス、スペイン以外)
フランスに戻る朝、空港までのバスに乗るため
ヘルシンキ中央駅へと赴く。月曜で、街はもう動き始めている。
駅へ行く途中、前を通りかかった北欧最大のデパート
ストックマンはまだ午前9時過ぎだというのに、もう
開業している。通勤客の群れとすれ違う。
サラリーマンはどこの国も同じだなあ。

北の星、ヘルシンキ(12)

2006-11-23 07:41:46 | 海外(フランス、スペイン以外)
フランスに帰る日、厳寒の中、突き動かされるように
バルト海に面した港まで歩いていった。
岸壁に立って、ぼんやり海でも眺めていたかったのだ。

岸壁に立っては見るけれど、恐ろしい寒さで
のんきに海なんて見ている余裕なんかない。
小雪もちらついている。かもめも飛んでいない。
そういえば、ヘルシンキの中央駅構内でカモメを
見かけたんだけど、ああいうのって海と街の近さを
よく示す好例なんだけだろうがなんかぎょっとする。

次にこうやってこの港に立てるのはいつだろう?

子供の頃はよく雑誌や百科辞典に載った外国の景色の写真を
見ては、「大人になったら絶対この場所に行ってやる」
みたいなことをよく思っていた。そのうちどれだけの場所に
実際に行ったのかよく覚えていない。確か、アラスカとか
グランドキャニオンとかあとロシアのステップ地帯とかには
まだ行っていない。
でもそういう感覚、「ここに絶対行ってやろう」みたいな気持ち
って大人になるにつれてだんだん薄れるんだよな。それよりか
一旦行った場所に、もう一度戻ってきたい、みたいな思考に
ベクトルが行くのがなんか切ない。新しい場所もっと開拓しろよ、自分。

北の星、ヘルシンキ(11)

2006-11-22 07:10:45 | 海外(フランス、スペイン以外)
街を歩く。足を止める。彫刻のある壁を持つ
アパートを見つける。よく年号を見ると
この彫刻が製作されたのは1920年代とか
そういう戦前の話らしい。

ヘルシンキの街は歩いていく先々で
視界に小さい公園や、植え込みの木々や
海面とか、そういう自然が近く感じられる。
人間だけの人工的な、非人間的な都会とは違うんだなあ。

北の星、ヘルシンキ(10)

2006-11-21 07:34:31 | 海外(フランス、スペイン以外)
ヘルシンキの目抜き通り、アレクサンテリン通り。
北欧最大のデパート、ストックマンや
さまざまな高級ブランド店が軒を連ねる。
といっても日曜でお店はみんな休み。目抜き通りだけど
人気もなくひっそりしている。無人の繁華街。

フランスでは相手と目を合わせないことが失礼にあたる
のだけれど、フィンランド人はみんな自然と相手と
目を合わせないよう。ちょっと日本文化ぽいかも。
じゃあ、日本みたいに個性を埋没させる文化なのかなあ。
それはそれで嫌気がするが。

北の星、ヘルシンキ(9)

2006-11-20 05:06:00 | 海外(フランス、スペイン以外)
ヘルシンキ大聖堂

C,Lエンゲルの設計により1852年に完成した
新古典主義様式の建物で、元老院広場を見下ろすように
立つ。白亜の外壁にドームの緑色が映え、端正な美しさ
を誇っている。
                   ~昭文社「個人旅行・北欧」より

大聖堂は信者のミサのため、観光客は立ち入り禁止となっていた。
入り口に大きな立て札が掲げられ、no touristeと書かれてある。
ちょっと残念だが諦めよう。僕は一介の観光客だしなあ。
それにしてもこの高台から見下ろす元老院広場は素晴らしすぎる。
均整のとれた黄色い壮麗な建物に囲まれて、広場は神々しい
雰囲気をかもし出している。寒さも忘れて一瞬景色を眺めるため
佇んでみる。


北の星、ヘルシンキ(8)

2006-11-19 17:54:01 | 海外(フランス、スペイン以外)
元老院広場

約40万個の御影石が敷き詰められた壮麗な広場。中央には
悲劇のロシア皇帝アレクサンドル2世像が立つ。北にヘルシンキ
大聖堂、西にヘルシンキ大学、東に官庁、南に裁判所と
19世紀の建物に囲まれている。
                   ~昭文社「個人旅行・北欧」より

ユーミンの2年前ぐらいのアルバム、wings of winter, shadows of summer
のジャケット写真と中のリーフレットに映っている広場はこの広場
なんだ、と行ってみて分かった。あのアルバム良かったもんなあ。

北の星、ヘルシンキ(6)

2006-11-17 07:08:56 | 海外(フランス、スペイン以外)
中央駅に向かって歩いていく。港から歩くこと10分。
僕は駅のすぐ隣にある近代美術館に入館する。
ガイドブックとネットでこの美術館のことを知って
行きたくてたまらなかった場所だ。

近代美術館の名に恥じない近代的な建築。
白い壁、曲線の建物はまるでパブリックに手招きをしているようだ。
中に入ると子供づれの家族がたくさんいる。子供にも
現代アートを積極的に紹介しようとする姿勢。

展示物もいいものばかり。スペースをたっぷりとって展示しているので
余裕を持って館内を回れる。鑑賞疲れもしないし。
ドイツかどこかのアーティストで「風の姿を探す」という一連の
作品群があった。木の枝に発光体をつるし、風が吹くたびに揺れる
その発光体を連続撮影して、「風の道しるべ」とでも呼ぶようなものを
写真に収めているのだ。

あまりに快適なプラットフォームだったので、部屋に座っている
美術館の監視員らしき女性に「すばらしい美術館ですね」などと
賛辞を述べてみた。そのあと話が弾んで、トゥルクにある現代美術館の
ことなどついでに英語でいろいろ説明してくれた。
外国の美術館でこうやって監督員の人と話すのは久しぶりだったなあ。

北の星、ヘルシンキ(5)

2006-11-16 07:51:07 | 海外(フランス、スペイン以外)
一見したところ、ヨーロッパで一番北に位置するこの首都は
風変わりで、我々を今にも驚かせんばかりだ。
まず、そこに漂う空気が変わっている。欧州的であり、同時に
ロシア的でもある。田舎風で、超近代風、厳かで大いに遊びのある街。
その建築はさまざまなスタイルを持っている(新古典主義、
アールヌーボー、30年代の機能主義、デザイン主義)、しかし、
なによりもそれらの建築は、若々しく、活気にあふれた
自らのアイデンティティーを求めるようなこの街の雰囲気をよく出している。

ロシア統治下の19世紀の建築物のとなりには、
古い市場そして小さな漁船、そしてまるでカミソリの葉のような
NOKIAのガラスのビルが聳え立つ。

4月までヘルシンキの町はすばらしいスペクタクルを提供する。
凍った海面はここに住む人々の遊び場になる。この寒さと風の中で
スキーに興じたり、街を取り囲む半島まで歩いたりするのだ。
その間、半島の周りで砕氷船が進む。スエーデン、エウトニア、
サンクトペテルブルクを結ぶフェリーの航路を確保するために。