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日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

北の星、ヘルシンキ(4)

2006-11-15 06:41:32 | 海外(フランス、スペイン以外)
寒さの中を我慢して歩き続ける。どこといってあてがあるわけでもなく。
そのうち寒さで頭が痛くなってくる。30分ほどで肌がかさかさに。
よく考えると僕は思いっきり薄着で、上着はダウンジャケットを着ている
ものの、下は単なるジーンズ。足がかさかさになって擦り切れてきた。
寒さと乾燥。こりゃ拷問だな。

ふと不意を付かれる。目の前にボスニア湾が姿を現した。
水面も港の景色もすべて冬の色。

北の星、ヘルシンキ(3)

2006-11-15 06:33:07 | 海外(フランス、スペイン以外)
一歩ホテルから足を踏み出す。恐ろしい寒さ。
粉雪のようなものもちらついている。
通りを歩く人はちらほら。みんな帽子を深々とかぶり
手袋をしている。

町並みは落ち着いていて、どちらかというと
重厚な建築が多いかも。ロシアの帝政時代の名残か。

空は暗く曇っていて、今が昼なのか朝なのか
時間の感覚を麻痺させる。気温も上がったり下がったりしない。
平温が氷点下近く。これがヘルシンキの11月か。
冬だな、こりゃ。

北の星、ヘルシンキ(2)

2006-11-14 15:44:44 | 海外(フランス、スペイン以外)
翌日は珍しく早くおきだして、ビュッフェ形式の
ホテルの朝食に顔を出す。7時半、まだ誰も食堂に
降りてこない。窓際を陣取って外の景色を眺める。
通りは人っ子一人いない。
街灯の明かりだけ燦燦と輝く。
外気が恐ろしく冷たいことだけは分かっていたので
街にすぐ出る気になれず根が生えたようにイスから動かない。

ヘルシンキ行きの切符

2006-10-04 07:15:55 | 海外(フランス、スペイン以外)
ヘルシンキ行きの航空券が届いた。
先週インターネットのOPODOで購入したものだ。
旅行するのはまだ先、11月初頭なんだが。
なんでフィンランドに行こうと思ったか。
別に深い意味はない、なんとなく行きたくなっただけ。
なんかヘルシンキに呼ばれているような気がした。
行って、なんかやろうとか見てやろうとか目的なんかないんだけどね。
さて、旅行までの1ヶ月どうやって過ごそうか。
ガイドブックぐらい買って勉強していこう、今回は。

さよならウィーン~ウィーン3日目

2006-09-20 05:18:34 | 海外(フランス、スペイン以外)
Il vaut mieux parler à Dieu qu'à ses saints.
聖人より神と話したほうがいい

と誰かが言っていた。要はその辺のペーペーと交渉するより
直接大物にぶつかったほうがいい、とのニュアンスだったのだけど。

さてウィーンはあっという間に3日目になってしまった。もう最終日。
こっちの日本人から「○○さん(僕の名前)はフランス語が非常に
おできになるんですって?」と誉められたけど、全然嬉しくなかった。
というかそれを言った人自身フランス語を話さないし、かつ
僕がフランス語で話しているのを聞いたわけでもないのに、どうして
「非常におできになる」なんて言えるのだろうか?

などといろいろ考えながら帰りの電車の窓から外を見る。
一面の畑が広がっている。ウィーンかあ、もうちょっと勉強してから
来たいなあ。歴史もドイツ語も・・・。

結局はわが道を行く自分~ウィーン2日目(2)

2006-09-19 05:08:12 | 海外(フランス、スペイン以外)
大学生のときにどうしてもアフリカに行きたくなったことがある。
よく理由は分からないのだが。種ともこがアフリカに行って作った
「空に映るうた」を聞いたからかもしれない。
土の暑さ、草の静かさ、ゆっくる流れていく雲。
そういった歌詞からいろいろアフリカというものを想像していたのかも。
いや、もっと昔からアフリカ大陸を知りたかったのかもしれない。
長いこと(今でも)そこは未知の世界でまったく自分とかけ離れた
世界が広がっているのだから。

で、何とかしてアフリカ大陸の北の端、モロッコに行ってみた。
今思えば、モロッコに行っただけで「アフリカを見た」なんてよく
言えるもんだと思う。例えば、バングラデシュを一回訪れて
「アジアを見た」と言っているようなもんだ。

とりあえずモロッコに1週間ぐらい滞在して、それはかけがえのない
経験になった。確かにカルチャーショックのようなものも受けた。
けれど、なんだか違う。緩衝材がどっかにあったような気の抜けた感じ。
自分がアフリカを訪れたことによって劇的に変わったとか
そんなことはまったくなかったのだ。
でも行く前は、そうなると思っていたのだ。アフリカの大地を踏みしめたら
まったく違う自分になるんだとどこかで信じていたのかもしれない。
だからアフリカ旅行後、やっぱり自分は自分であったことに
ちょっとがっかりした。

ウィーンをぶらぶら打ち合わせの後またそぞろ歩きする。
写真はパリにもあるパッサージュのウィーン版。
きっと自分はどこまで行っても自分なんだろうな、と
ウィーンにあまり感動のない我が身を省みて思う。

息の詰まる都会~ウィーン2日目

2006-09-18 06:04:01 | 海外(フランス、スペイン以外)
翌日の午前中、ちょっと時間があったので町をぶらつく。
ホテルを出て、ドナウ川運河にかかる橋を渡り、
リンクの旧市街をあちこち迷いながらさまよう。
別に目的地があるわけじゃないので楽しいそぞろ歩きだ。

写真は途中で通ったサン・ステファン寺院の屋根。

ウィーンの市街地は歩いて、一瞬窒息しそうになった。
壮麗な歴史的建造物がいたるところに並んでいるのだが、なんだか
息が詰まるのだ。これはなぜか。
思うに街路樹のある広々とした通りがパリのように縦横無尽に走っていて
そこに建物が並んでいるわけじゃなくて、狭くごみごみした道の脇に
威圧的建築が揃っているからではないだろうか。
といっても少し行くと旧市街を出て気持ちのいい広い環状道路には出れるのだが。

ウィーン1日目(2)

2006-09-17 19:49:03 | 海外(フランス、スペイン以外)
ホテルの場所は頭の中の地図では明確なのだが
実際となるとなかなかたどり着かない。
時間もないっつーのに。

ウィーンの中心部からドナウ川運河にかかる橋を渡る。
思ったより小さい川だ。というか運河だから当たり前か。
本物のドナウ川はもうすこし市の外縁部に位置する。
川向こうは比較的低層の建物が並ぶ街区。ところどころに
歴史のありそうな黄色い建築物が見える。
ここが有名なユダヤ人街、レオポルトシュタット地区であのフロイトも
一時期住んだことがある場所、というのはパリに戻ってきて
ガイドブックで知ったよ。知っていればもっと堪能できたのに。

写真はドナウ川運河から市内中心部を眺める。

ウィーン1日目

2006-09-17 05:35:22 | 海外(フランス、スペイン以外)
朝が来て目覚ましがなって、朦朧とした頭で歯を磨き
とりあえず靴を履いてアパートを出る。
地下鉄に乗って凱旋門まで行き、空港行きのバスに乗る。
渋滞につかまりながらもようやく空港に着いて、急いでカウンターに行き
オーストリア航空のウィーン便のチェックインを済ます。
タラップを上り機内に入り、腰をかけて半分うとうとしながら
二時間過ごすともうウィーン国際空港に着陸する。

そして今、市内行きの電車の中。空港から市内まで16分だって。
それで、例によっていきなりの出張だったので
オーストリアのこと何も調べていない。ガイドさえも読んでいない。
ドイツ語も話せないし。ウィーンといえばフロイトなんだが
その住んでた家もどこか調べてないよ。

ロンドンの六月

2006-06-26 10:20:16 | 海外(フランス、スペイン以外)
ちょっと用事があって週末にロンドンに行ってみた。
直前にチケットを買ったせいでユーロスター往復で180ユーロ。
た・・・高い・・・。でも帰りは1等だったのだ。
1等と2等の金額が10ユーロしか違わなかったので
たまにはと思い1等をとってみた。

この1等が全然違う! 1等の乗客ってこんないい思いをしてるんだな。
アペリティフのサービス(シャンペンも飲める!)から始まって
飛行機の機内食みたいな食事つき。あれって食事時じゃない時間帯
(たとえば午後3時とか)に乗っても食事サービスって出るんだろうか?
食事はサーモンかラムのソテーか選べました。満足。

こないだ同僚と話していて、彼が「職業的野心」ということを
言っていたので「職業的野心って何?」と聞いたら
「海外で働くこと」と答えた。海外で働くことが職業的野心
なんだ・・・。

で、ロンドンの六月の週末はやたら観光客が街にあふれていて
ワケわかんなかったっす。あんまり観光できなかったしね。

ベルギー北海沿いの街

2006-05-18 13:55:00 | 海外(フランス、スペイン以外)
こないだベルギーに行ったとき立ち寄った
ニューポートの町。海岸沿いに別荘と思しきマンションが
立ち並んでいた。マンションはすべて新しく機能的で
あまりチャーミングな感じはしなかったが。
ハイシーズンじゃないこともあって町はひっそりしていた。

ここの海岸は、外海なこともあって潮の満ち引きが果てしない。
干潮と満潮時では海岸線が1キロぐらい移動するらしい。

全然関係ないが、友達のなり方というのは何通りもあって
そのうちのひとつに「不幸を共有することで友人になる」
こともあるのだろう。でもそれって不健康な人間関係だよな、
と今日思った。自分だったら、お互いに慰めあう友人関係は
勘弁してもらいたい。

ベルギー追記

2006-05-07 22:50:00 | 海外(フランス、スペイン以外)
ベルギーについて書き忘れたこと。

ブルージュ(フランドル)のレストランでは付け合せに
フライドポテトが出てきたけど、ブリュッセルではフランス
みたくパンが出てきた(バゲットではなかったが)。

そのブリュッセルのレストランで、フランスみたく
水道の水を頼もうとしたら(カラフ)、冷たく
「ここでは水は買うものだから、無料ということはないの」
などとウェイトレスに言い放たれる。

ガイドブックにも出ていたが、現金払いが原則の国らしく
メニューにも「現金しか受け付けない」などと書かれていた。
フランスじゃ現金で払うといやな顔されるのにね。

ベルギー2日目

2006-05-02 03:31:52 | 海外(フランス、スペイン以外)
ベルギー2日目はブリュッセルから。
ブリュッセルはヨーロッパの首都の中でもまれに見る、
「川沿いに発展しなかった」町らしい。
要するに川がない町なのだ。確かに地図を見てもセーヌ川や
テムズ川に相当する川がない。

町は分かりやすく下町ville basseと山の手ville hauteに
分かれている。有名なグラン・プラースやブリュッセルの
中央駅に相当するミディ駅はすべて下町部分。逆に
王宮やヨーロッパ議会なんかは山の手に位置する。
歴史的には下町はフランドル語話者の商人が住み、
山の手にはフランス語話者であるフランス語話者が
住んでいたらしい。

町をぐるっと一周してみたが山の手のアールデコ風の
閑静な住宅街と、下町の猥雑な雰囲気は本当に差が歴然としている。
グランプラース近くのギャラリー・サン・ユベールにちょっと
冷やかしに行く。ガラスの天井を持つパサージュなのだが
両側には高級そうなチョコレート屋、家具屋、本屋などが
軒を連ねる。パリにパサージュ・コルベールという優美な
パサージュがあるが、あれをもっと規模を大きくしたような感じ。

ビクトル・ユーゴーも絶賛したというグランプラースは
観光客でものすごい混雑。というか観光客しかいないのでは?
しかも大きいアベニューに面してなくて、細い通りを抜けた
ところに突然現れる広場なので、広場に立っていると閉塞感も一層増す。
つーか、ブリュッセルまで来て広場恐怖症かよ、俺。

バス街しているときブリュッセル市民のおばさんとフランス語で
話したが訛っていてなんだかよく分からないフランス語だった。
しかも早口だし。話が違うぜ。