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日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

行ってみないと分からないスペイン(3)

2007-08-22 06:06:01 | スペイン
宿は大聖堂とマイヨール広場を結ぶ
目抜き通りにある、こじんまりとした安ホスタル。
一泊30ユーロしかしない部屋は簡素そのもの、
浴槽なんてもちろんないし、テレビだってない。
窓を開けたら狭い中庭、そして向かいの隣家が丸見え。
なんか狭苦しくて優雅にシエスタなんかできない。
部屋にいてもぜんぜん涼しくないしね。

ホスタル前の通りは観光客であふれる。
レストラン、バール、おみやげ物やが途切れなく続く。
その中のひとつのカフェに一人で入って、
生ビールを飲む。カチカチに冷えたグラスに入った
ビールが運ばれてきた。一杯飲むと、周りの喧騒も
30度近くある熱気もすべてかき消されていい気分になった。


行ってみないと分からないスペイン(2)

2007-08-20 05:22:15 | スペイン
パリから車を飛ばし、バイヨンヌ、ブルゴスで
それぞれ一泊し、三日目にようやくサラマンカに到着。
曇天のフランス北部が嘘のような抜けるような青空が
頭上に広がる。
サラマンカは古い、大学都市。街全体に歴史的建造物が
所狭しと散らばっている。その要になっているのが
小高い丘から町を見下ろす大聖堂。ロマネスク様式の
旧聖堂を中世以降修復、増築を繰り返し現在の新大聖堂が
できた。スペインでも最後のゴシック建築の傑作と
言われているらしい。
街の南を流れるローマ橋からの眺め。恒久の時の流れの
中で何も言わずに静かに街を見守っているかのような大聖堂。

行ってみないと分からないスペイン(1)

2007-08-19 16:13:15 | スペイン
お盆休みというかこっち式だと短いバカンスを
一週間取ってスペインに車で行ってきた。
今回はスペイン中部の古い、大学都市サラマンカに
初めて行ったのだが。で、感想が表題。
当たり前だけど、やっぱ行ってみないとどんなもんか
分からないのだ、スペインって。
この結論に尽きる。すべてがまぶしくて、
日なたと日陰のコントラストが強烈で、
地平線まで荒野が続いていて。
どれも雑誌や写真で見たことのある風景で、
頭の中では知っているつもりだったのだが、
やはりその場に身を置いてみないと分からない
感覚というのがあるのだ。
ということで車の中からみたカスティーリャの大地。

黄昏はプエルタ・デル・ソルに降りてきて

2007-05-13 08:11:38 | スペイン
なんか今日は仕事場にいたのだが一年ぶりに日本から
来た仕事の知り合いに再会して、親切な言葉をかけてもらって
なんか温かい気持ちになった。世の中にはいい人もいるんだなあ。

で、その後仕事の関係でちょっと嫌だと思っていた外部の人に
あって話をして、「やっぱりこいつは好きになれない」ような
感情を持つ。そういうケースが何回も起こる。
というか短時間で多くの人にあったので。
世の中には気持ちのいい人間ばかりじゃないのだ。

などとへこんで深夜にアパートに戻ってきて、こないだの
3月マドリッドに行ったときに撮った写真を見る。
プエルタ・デル・ソルに黄昏が降りてきて、みんなこの
広場をめがけて夜に繰り出すところ。ネオンサインが輝いている。
こんな風にワクワクした気持ちで、週末の夜街に繰り出すなんて
もう長いことないな。

マドリッドを歩く(4)

2007-03-22 07:10:50 | スペイン
マイヨール広場の写真の続き。
ちょっと引いてとりました。青い空は相変わらず。

それはそうと、イラクで戦争が始まってもう4年が過ぎた。
こんなマイヨール広場ではしゃいで写真なんか撮っていて
いんだろうか、などとふと思った。なんか自分が馬鹿みたいに思えた。

マドリッドを歩く(2)

2007-03-18 18:05:44 | スペイン
グランビアを南下する。FNACやエル・コルテス・イングレス
といったデパートが軒を並べる歩道を下る。正午前にも
かかわらずひどい人手だ。人の波はどんどん大きくなる。
そして着いたのが写真のプエルタ・デル・ソル。
マドリッドの中心、ゼロキロ地点。広場には待ち合わせの人々、
周辺のデパートやブティックへ行くために通り過ぎる人々、
キオスクや宝くじ売り場に群がる人々、バスを待つ人々、
地下鉄の入り口を探す人、トランペット楽団の大道芸を
熱心に聞き入る人など、すごい数の人間がすごいエネルギーを発している。
写真後方に見えるのはTIO PEPEの看板。

マドリッドを歩く(1)

2007-03-18 07:10:58 | スペイン
よく考えたらマドリッドに来るのはなんと
9年ぶりだった。時が経つのは早いなあ。
前回来たときあまりいい思い出がなかったので
マドリッドはもういいや、と思っていたのだが
成り行きでこの街まで来てしまった。

あのころは仕事でこの街に来るなど想像もしなかったが。
写真はグランビア。マドリッドの街歩きはこの通りから。

マドリッド行き

2007-03-15 16:00:53 | スペイン
突然ですが今日からマドリッド行ってきます。
仕事の関係ですが。あんだけスペイン、スペインと
いつも騒いでおきながら、実はマドリッド行くのはほぼ10年ぶり。
あまりマドリッドという街には興味がもてない自分であった。
プエルタ・デル・ソル、スペイン広場、グラン・ビア。
あの頃のままなんだろうか?
時間があったら是非、プラド美術館のボッシュの画を見たいんだが・・・。

セビリヤのトリアナ地区~ quartier de Triana

2007-01-21 19:19:52 | スペイン
アンダルシアの抜けるような青い空、悠々と流れるグアダルキビル川。
セビリヤにはもう何度も行っているのだけれど、昨日、mercure de france
という出版社から出ている『gout de seville』という本を読んでいたら
グアダルキヴィル川の向こう側、古いジプシー街trianaについて
書かれていた。この界隈には行ったことがない。さてどんな街区なんだろうか。

            *   *   *

『セビリヤの魔法』という著書の中で、Michel del Castilloは次のように
述べている。

ジプシーほど陽気な人々はいない。しかし彼らの喜びと言うのは
ただ愚直なものではない。生きることの悲劇的な現実を知った上での
喜びなのだ。彼らの目に映る人生は、官能的で陽気なものだ。
しかし、彼らはそこに死があることも知っている。彼らは強く死を
恐れているのだ。

このようなジプシー文化は、単なる「家畜泥棒」というばかげたクリシェ
で何度も語られながらもアンダルシア全体に深く根付いている。
何世紀もの間、ジプシー文化のメッカはグアダルキビール川の右岸に
位置するトリアナ地区だった。
今日、トリアナ地区は純粋なジプシー人街ではない。Théophile
gauthierはもう、彼が旅行記の中で描いた絵のような街角をもう
見出すことはできないだろう。実は1960年代から70年代
にかけてこの街のジプシーはセビリヤの遥か彼方の郊外に
移住させられたのだ。
トリアナ地区には見逃せない歴史的建造物など何もない。
興味を惹くものすらない。しかし近年の街区の開発にもかかわらず、
この街は旅人に多くの魅力を与え続けている、「庶民的な街角の
打ち解けた雰囲気」という魅力を。ここでは人々は通りに暮らし、
陶器作りといった伝統的な生業を続けている。通りの小さな
魚料理のレストランで夕食をとり、想像もできないようなおいしい
タパスを出すバールの片隅で素晴らしいフラメンコ
を聞く。つまりセビリヤの本当の魅力は、他のどこでもなく
トリアナにあるのだ。




マジョルカ、再び

2006-10-12 07:17:00 | スペイン
マジョルカ島の画像が出てきたので一枚。
ホテルから15分ぐらい歩いたところにあった
歓楽街の裏道。ゆるやかな坂道が続く街区だ。
最近、本当生ぬるい環境で、生ぬるいような人種と
生ぬるい会話しかしていないので、欲求不満気味。
またマジョルカ島に戻りたいっす。

翌日は知らんぷりで~マジョルカ島8

2006-08-26 05:26:11 | スペイン
島の裏側まで行って、疲労と発汗でひどい思いをした後、
翌日僕はまた何も無かったように海へ。

海辺にはまだ10時前だというのに人々が集まっている。
家族連れ、カップル、中年、老人のカップル。スペイン人、外国人。
いろいろな人々が思い思いに時間を過ごす。

みんな海を見ている。遠い水平線には何もない。
客船さえも何も現れない。ただ青い地中海だけがそこに横たわっている。

名前のない道~マジョルカ島7

2006-08-21 15:03:41 | スペイン
ソレールは背後に1000メートル近い山脈を抱いた
静かな町だ。小さな教会の周りに古びた町並みが続いている。
僕は町を少し出て、そこから地図上では5キロほど離れた
海岸に行く予定だった。

町を一歩出る。かんかん照り。歩行者の誰もいない一般道を
車が高速でバンバン飛ばしていく。
地図で確かめた道をどんどん歩く。
「分け入っても分け入っても青い山」という俳句があったが
あんな感じ。進んでも進んでも海は見えない。
それどころか道はクネクネ曲がり、かつ標高が高くなってくる。
炎天下。汗が吹き出る。もちろん歩いているやつなんて僕しかいない。
みんな車。途中で冷やかし半分で僕にクラクションを鳴らしていく車も。

気がつくと標高500メートルぐらいになっている。
後ろを振り向くとソレールの町が遥か彼方に小さくなっている。
ああ、俺山越えしたんだ。海岸に行くはずだったのに。

オリーブの木陰で午睡~マジョルカ島6

2006-08-20 07:27:51 | スペイン
翌朝、ホテルを早々と出てスペイン広場までバスに乗る。
マジョルカ島の内陸部ソレールの街まで行く小さな電車に乗る。

電車は木造り。まるで阿蘇の登山トロッコ鉄道のようだ。
おもちゃのようで笑ってしまう。往復で14ユーロを払って切符を買う。

出発進行。
すごい大音響で電車が動き始める。最初は街角に敷かれた
路線をガラガラ進行する。そして街はいつの間にか消え
窓の外には荒涼とした風景が広がりはじめる。
オリーブ畑。スペインらしい風景だ。