数日前から、テレビで盛んに年末ジャンボのコマーシャルが入っていた。それを見る度に「○子、買ってきてくれないか」と言う母。
そしてわたしが「じゃあ、連番とかバラとかあるからちゃんと指示して」と言うのだけど、いざわたしが出かける段になるとすっかり頭から二人も抜けていて・・・
とうとう、昨日は宝くじ最後の日になってしまった。
もう絶対忘れないぞ。と思い、しっかり母に確認。
ふむふむ、ジャンボをバラと連番・・・後は渡されたお札で買えるだけ、ですか・・・
そしてもう一つの確認。
「場所はどこがいい? ×××と○○○があるけど」と聞くと、すぐに
「○○○がいい。あそこは当りそうだ!」とニコニコしながら言う母。
母の要望を聞いて、早速その場所へ。あららら。最終日というのはこういう感じなのね。
かなり行列。わたしが後ろに並んだ後も人が途切れない。母の指示通りに購入し、ついでにわたしの分も購入し、最後におまけのスクラッチを10枚。
戻って来て母に見せ、母の好きなものを選んでもらった。母が
「見るときはふたり一緒だからね」と念を押したのが面白かった。最後にスクラッチをバラバラとコタツの上に置き、母に5枚選んでもらった。これは夕飯が終わってからの楽しみにしようと、ね。
昨夜は母の縫い物を手伝ったので、夕飯もいつもより1時間遅くなってしまったが、わたしはスクラッチのことは忘れていなかった。早速コタツに自分の分を出してきて、1円玉を用意。母にも1円玉を渡すと、母はなんだかあまりやりたくなさそうな雰囲気。でもわたしはさっさと結果が知りたいので、自分の分から一枚出して、一番右を縦にこすった(このスクラッチは縦に二つ同じ絵柄が並ぶと当たり)。
あれ~!
なんと、最初にもう一番最後の当たり200円が出てしまったではないか! 後の4枚は全然だめちゃんりん。
それを見た母が、
「ありゃあ、なんだなんだ。これじゃこっちははずれじゃないか」とこする気分が消えていく。続けて「10枚には必ず最後の200円は一枚入ってるからなあ、もうお仕舞いだよ」と言った。
意気消沈する母に向かい
「いやいや、もしかするともしかするかもしれないから、やってみたら?」と勧める。しぶしぶ母が自分のスクラッチをこすっていた。
4枚まで来ても全然かすりもしない。
「あ~あ、やっぱりほらお前ので終わっていたんだよ」母がつまんなさそうな顔で言いながら最後の一枚をこすった。
「あれ? ○子、これは何だ?」指さすものを確認。
なんと同じ絵柄ふたつあるではないか!
よく見たら、1000円の当り!
「なんだなんだ、お前が当った(200円)からもう当らないって思っていたよ」満面の笑顔で母が言った。
この日、一番最初にわたしが200円の当りを。一番最後に母が1000円の当たりを。
くじ運がいいのは? もちろんお母さんですよ♪ その後はご機嫌な母。でもこんなことを。
「今の当たりで、ジャンボの当たりが消えたかもしれないな」とボソッとつぶやいていた。
そしてわたしが「じゃあ、連番とかバラとかあるからちゃんと指示して」と言うのだけど、いざわたしが出かける段になるとすっかり頭から二人も抜けていて・・・
とうとう、昨日は宝くじ最後の日になってしまった。
もう絶対忘れないぞ。と思い、しっかり母に確認。
ふむふむ、ジャンボをバラと連番・・・後は渡されたお札で買えるだけ、ですか・・・
そしてもう一つの確認。
「場所はどこがいい? ×××と○○○があるけど」と聞くと、すぐに
「○○○がいい。あそこは当りそうだ!」とニコニコしながら言う母。
母の要望を聞いて、早速その場所へ。あららら。最終日というのはこういう感じなのね。
かなり行列。わたしが後ろに並んだ後も人が途切れない。母の指示通りに購入し、ついでにわたしの分も購入し、最後におまけのスクラッチを10枚。
戻って来て母に見せ、母の好きなものを選んでもらった。母が
「見るときはふたり一緒だからね」と念を押したのが面白かった。最後にスクラッチをバラバラとコタツの上に置き、母に5枚選んでもらった。これは夕飯が終わってからの楽しみにしようと、ね。
昨夜は母の縫い物を手伝ったので、夕飯もいつもより1時間遅くなってしまったが、わたしはスクラッチのことは忘れていなかった。早速コタツに自分の分を出してきて、1円玉を用意。母にも1円玉を渡すと、母はなんだかあまりやりたくなさそうな雰囲気。でもわたしはさっさと結果が知りたいので、自分の分から一枚出して、一番右を縦にこすった(このスクラッチは縦に二つ同じ絵柄が並ぶと当たり)。
あれ~!
なんと、最初にもう一番最後の当たり200円が出てしまったではないか! 後の4枚は全然だめちゃんりん。
それを見た母が、
「ありゃあ、なんだなんだ。これじゃこっちははずれじゃないか」とこする気分が消えていく。続けて「10枚には必ず最後の200円は一枚入ってるからなあ、もうお仕舞いだよ」と言った。
意気消沈する母に向かい
「いやいや、もしかするともしかするかもしれないから、やってみたら?」と勧める。しぶしぶ母が自分のスクラッチをこすっていた。
4枚まで来ても全然かすりもしない。
「あ~あ、やっぱりほらお前ので終わっていたんだよ」母がつまんなさそうな顔で言いながら最後の一枚をこすった。
「あれ? ○子、これは何だ?」指さすものを確認。
なんと同じ絵柄ふたつあるではないか!
よく見たら、1000円の当り!
「なんだなんだ、お前が当った(200円)からもう当らないって思っていたよ」満面の笑顔で母が言った。
この日、一番最初にわたしが200円の当りを。一番最後に母が1000円の当たりを。
くじ運がいいのは? もちろんお母さんですよ♪ その後はご機嫌な母。でもこんなことを。
「今の当たりで、ジャンボの当たりが消えたかもしれないな」とボソッとつぶやいていた。