心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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米を食べてくれないスズメ

2019年03月27日 | ほんのすこし
スマホも新しいアプリにしたのですが・・・
こちらのパソコン画面も変更されていて、今までの画面に慣れ親しんでいたせいか、どうも慣れない。これも使い込んでいくうちに慣れていくのだろうけど。
今はまだまだ慣れない感じが抜けず。皆さん、よく使いこなしているなあと感心しきり。

冬の間、庭の植木にザルを吊して米を置いた。スズメに食べてもらおうと母が提案。ずっと毎日やってきたけど、暖かくなってきたのでそろそろ止めようと母に言われ中断した。
しばらく定期的にスズメたちがやってきたけど、食べ物が無いとわかるとそのうち来る回数が減った。でもこの二三日の雪で、食べ物がまた無いだろうと母が言う。ザルに米を入れておいた。

ところが、スズメたちは塀や隣の木には止まるけど、ザルのある植木には来ない。なぜだろう・・・
そのうちにサクラ鳥がやってきて米を数度食べていった。それをただ黙って見ているスズメたち。サクラ鳥がいなくなったら食べるだろうと思ってみていたが、全然食べようとしない。そのうちに沢山いたスズメたちはどこかへ飛んでいってしまった。

「どうしたんだろうね~」と母に言うと
「サクラ鳥が『お前たち食べるなよ』って脅していったんじゃないか」と母が答えた。
「へ~、そういうことも言うんだあ」と感心した声で言うと
「ほんとかどうかは分からないけどね」と言った。

想像力たくましい母だ(笑)

それにしても今日もザルに米は残ったまま。このままスズメたちは食べずにサヨナラするのかしら・・・


一羽止まったスズメ。
思い切ってザルの縁に止まり数粒ついばんで急いで飛んでいった。
「慌てて逃げていったね」と言うと
「よっほど腹減っていたんだろ。痩せていたなあ。冬うちまるまると太っていたからちょうどいいかもしれない」と母が自分のお腹を見ながら笑っていった。

わたしたちは、スズメにとって良いことだって思って餌をやったけど、それって良いことでもなんでもなかったのかも。単におでぶちゃんなスズメを育ててしまったかもなあ。
さらに母が言う。
「きっとスズメたち、親に叱られたんだよ。自分で餌を探しに行かないと駄目だ! って」

ほぉ~。母の想像力はまたもやたくましい。親目線で考えるね~。