心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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わたしがしたいこと

2011年04月02日 | ほんのすこし
ここ数日、わたしがしていること。
レコーダーに吹き込むこと。
内容は 新聞記事だったり、ネットの記事だったり・・・なぜそんなことをしているかというと。記事は読んだときには頭に入っているけど、時間がたてば忘れてしまうし、おぼろげながらは覚えているけど、詳細は靄の中に入ってしまう。後で振り返ったときに こんなことがあったんだ・・・と明確に思いだしたいから。
特に わたし自身が感動したというか 覚えておきたいことを吹き込んでいる。
また 朝日新聞の(購読しているので)天声人語をときどき取りいれて(いいなと思ったもの)読んでいる。
最初は 読み聞かせの勉強になるかなと思って始めた吹き込みだったが、最近は震災の記事を残したい!という気持ちから。もちろん 誰に読ませようとか そういうものではない。読み返すと 大事なことがある。それは人と人の結びつきの強さだ。
人は困難な状況におかれても 絶望を味わわされても そこから這い上がれるのは「ひとりじゃない」という気持ちと「だれかのために」自分があるという意識を失わないことが大事なのだと。

昨日 地元で地震があった。幸い わたしは運転中で縦揺れのせいか全然気が付かず。目的のお店に行って初めて地震があったことに気が付いた。お店の方たちは結構大きかったのでびっくりして外に出たと。これが横揺れだったら 運転できなかっただろうと言われ、あわてて母のところに戻って無事を確認した。母のところから帰ってきたばかりだったのだ。
なんだか 今の日本は自分だけじゃなくみんながみんなを思いやっている気がする。お店の方の対応もお客様のことを心配しているのがありありだった。
きっと わたしたちは自分だけではない、みんなとともに今を生きていることを実感しているのだと思った。だれもが不安を抱えながら それでも前に進もうとして ひとりでも取り残されないようにと願いながら。痛々しいほどに辛さを乗り越えようとしている人のことを思いながら、自分たちにできることは何かを 一生懸命考えている そんな気がしてならない。

わたしがしたいことは わたしができること。今は 自分自身ができる記録を残していくこと。古いカセットレコーダーに吹き込みながら 今日にはICレコーダーが届くはずだと。届いたらパソコンにも取り込める。わたしが忘れないために だれかが忘れないために・・・残していこうと思う。